【天声人语・有声版】月を指さす(20241227)

文化   2024-12-27 18:20   天津  
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图片来源:Pixabay







  月を指さす

指月

感谢下面同学义务提供稿件

总负责人:炸鸡

翻译:汤圆

朗读:本音频由ttsmaker生成

校对:RitsuTainaka


「どうか月を見てください。月をさす指ではなく」。今月初めにオランダ・ハーグで開かれた国際刑事裁判所(ICC)の年次総会で、赤根智子所長が繰り返した言葉が心に残った。月を指せば指を認(みと)む――。辞典をみると、仏教由来のたとえとあった。すぐ目に入るものにばかりとらわれ、本質を理解しないという意味だろう▼

“请看向月亮本身,而不是指向月亮的手指。”本月初,国际刑事法院(ICC)年度全会于荷兰海牙举行,赤根智子院长在会上多次强调的这句话给我留下深刻印象。“我指向月亮,对方却只看到我的手指。”——查阅字典后发现,这是一句源自佛教的比喻。意思是,只关注那些显而易见的东西,而不去理解其本质。


「異常な状況について話します」で始まった赤根さんの演説は、緊張感に満ちていた。ICC職員への攻撃や圧力があること。職務を忠実かつ勤勉に遂行したために深刻な脅しを受けていること。「法律にのみ従う」覚悟であること▼

赤根智子的演讲充满了紧张感,她在开头便说道:“我想和大家聊一聊最近的异常情况”。她提到ICC职员们面临的攻击和压力,提到他们忠诚勤勉地履行职责,却受到严峻威胁的事实。同时,她又强调了“我们只遵循法律”的决心。


名指しはなかったが、こうした状況の原因が、プーチン大統領やネタニヤフ首相への逮捕状にあるのは明らかだ。ロシア政府は反発し、赤根さんらを指名手配した。イスラエルを支持する米国の議会にも、経済制裁を科す動きがある▼

她虽然没有指名道姓,但显然是向普京总统和内塔尼亚胡总理发出的逮捕令让他们陷入如此境地。俄罗斯政府对ICC发出的逮捕令表示强烈反对,并通缉了赤根智子等人;支持以色列的美国国会也有对他们实施经济制裁的动向。


ウクライナとガザで続く戦争で、国際司法は新たな危機を迎えたのだと改めて実感した。124の国・地域が加盟する裁判所が公然と批判され、脅される事態なのだ。脅しているのはICC非加盟とはいえ、国連安保理の常任理事国である▼

在乌克兰和加沙地带持续的战争中,我再次深切感受到国际司法面临着新的危机。一个拥有124个国家和地区加盟的法院竟然公然受到批评和威胁。虽说威胁来自非国际刑事法院(ICC)加盟国,但它们却是联合国安理会常任理事国。


個人の戦争責任を問う。勝者が敗者を、ではなく、国際社会が裁く。そのために22年前、ICCが設立された▼

我们要追究个人的战争责任。但这不该由胜者来审判败者,而是由国际社会来裁决。为此,国际刑事法院(ICC)于22年前成立。


二つの大戦後の模索を経てできた仕組みが存亡の危機にあるという。赤根さんが見てほしいと訴えた「月」は戦争犯罪であり人道主義の侵害であり、それらを裁くための法の支配なのだろう。

经过两次世界大战后的摸索而建立起的组织正面临着存亡的危机。赤根希望人们看到的“月亮”是战争罪行,是对人道主义的侵犯,也是为了裁决这些行为而建立的法治。


单词解析

1.心に残る「こころにのこる」

留下深刻印象,铭记在心。

【例句】心に残る名場面の数々。


2.遂行「すいこう」

完成,贯彻,推行。

【例句】事業を遂行する。


3.名指し「なざし」

指名道姓,点名。

【例句】名指し人


4.指名手配「しめいてはい」

通缉。

【例句】犯人を指名手配する。


5.存亡「そんぼう」

存亡。

【例句】存亡の機。


【翻译心得】

原文:脅しているのはICC非加盟とはいえ、国連安保理の常任理事国である。

译文1:虽说威胁来自非国际刑事法院(ICC)加盟国,但却是联合国安理会的常任理事国。

译文2:虽说威胁来自非国际刑事法院(ICC)加盟国,但它们却是联合国安理会常任理事国。

分析:本句“威胁”做第一句主语,对句子的控制只能到“来自非加盟国”为止。“常任理事国”是对“非加盟国”的解释,如中间不利用“这些非加盟国”或“它们”等词切断“威胁”的控制,那么整句就变成了“威胁来自非加盟国(动词句)”+“威胁是常任理事国(判断句)”,显然后一句存在错误。“它们”一词相当于一个注释框,在排除主语“威胁”干扰的情况下,对其他句子成分补充说明。


【背景知识】

ICC赤根智子所長 “厳しい国際情勢の中 秩序守り正義を追求”

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻やイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突などをめぐって、戦争犯罪などの疑いを捜査しているICC=国際刑事裁判所のトップに就任した赤根智子所長がNHKの取材に応じ、厳しい国際情勢の中でも国際法の秩序を守り、正義を追求するために尽力したいと抱負を語りました。

今月11日、オランダのハーグにあるICCの所長に日本人として初めて就任した赤根智子氏はNHKのインタビューに応じ「世界情勢が変化し、大きな戦争や事件が相次ぐ中で今、所長を務めるのは、非常に難しいかじ取りを任されることになると思う。非常に多くの責任を負ったという気持ちだ」と述べました。

ICCは去年3月、ロシアがウクライナから子どもたちを移送したことについて戦争犯罪の疑いでプーチン大統領などに逮捕状を出しましたが、ロシアの協力は得られていません。

これについて、赤根氏は「逮捕状を出すときには、執行されないかもしれないなどと考えるわけではない。逮捕、予審を経て裁判につなげるための逮捕状の発行で、次の段階を待つということだ。時効はないので、最後まで遂行に向け努力していく」と述べ、あくまでも責任を追及する姿勢を示しました。

一方、ロシアがこれに反発して赤根氏を含むICCの裁判官や検察官を指名手配したことについて「あまり外出をしないよう心がけるようになった。自分の安全のためだけではなく、自分に何か起きれば裁判所自体への脅威にもなり得る」と述べ、身の安全を気遣っていることを明らかにしました。

ICCはイスラエルとハマスの衝突をめぐっても、検察官が周辺国の協力を得ながら双方の戦争犯罪などの疑いの捜査を進めています。

赤根氏は「世界で最も重大な犯罪を裁く裁判所であるICCは、正義のために地道な努力を続ける姿勢を示すことで、象徴的な存在ともなり得る。世界の秩序を守るうえで法の支配が重要だということは日本も標ぼうしている」と述べ、ICCの最大の資金拠出国である日本が引き続き活動を積極的に後押ししていくことに、期待を示しました。


原文链接: 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240317/k10014393891000.html

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