风见梢太郎:《森林污染》原文片段赏析

文化   2024-11-17 14:19   北京  
导语:“文明”是人类对世界认知不断积累的产物。“文明”与“发展”相生相伴,“发展”又不可避免地造成“自然”的他者化。科技的发展给人类社会带来无远弗届的影响,而“生态危机”“环境破坏”也在这一过程中作为最具冲击力的事物与人类劈面相逢。
一些读者较为熟悉美国女作家、海洋生物学家蕾切尔·卡逊的《寂静的春天》,这是一部以环境保护为主题的经典散文,作家笔下描绘了一个由DDT“创造”的痛失鸟语的春天。作为科技产物之一的DDT,在战争期间发挥了杀灭疟疾的巨大功效,然而在和平年代,却以农药的身份出现在田间,导致人类身体遭受伤害。而在日本,也有如蕾切尔·卡逊一样的作家,他们忧心于近代工业文明带来的生态危机,对自然的他者化提出质疑。

自20 世纪60年代以来,日本开始出现人与自然不和谐的众相,经济的高速发展催生了水俣病、四日哮喘病、新泻水俣病、米糠油事件等骇人听闻的公害病,给民众带来巨大的身心伤害,由此,应时代之呼唤,生态人文书写也应运而生,一批拥有强烈社会责任感的作家提笔创作了具有深远影响的生态文学作品,这些作品给我们带来极大的心灵震撼。

《森林污染》

【作者简介】

风见梢太郎(Kazami Syotaro,1948— ),日本作家。出生于福井县敦贺市东洋町。幼时入基督教幼儿园、市立南小学、同气比中学。后因父亲工作调动移居关西,从甲阳学院高中毕业后考入京都大学。1971年4月,入职当时的电气通信研究所。1983年,加入日本民主主义文学同盟会,发表以研究所为舞台的小说。2008年1月至6月,以甲阳学院高中为原型的长篇小说《海风吹来的日子里》在报纸《红旗》上连载,同年10月,该作由新日本出版社出版发行。其他主要著作有《海岸隧道》(民主文学自选丛书)、《破晓的对岸》(新日本出版社)、《海蚀台地》(凯恩・媒体)、《神给予的时间》(凯恩・媒体)等。2014年7月出版《风见梢太郎 原发小说集》(民主主义文学会发行,光阳出版社发售)。2015年5月,描写核电站问题的长篇《再次的早晨(明天)》由新日本出版社出版。

【作品导读】

《风见梢太郎 原发小说集》是一部描写福岛核泄漏事故给普通民众生活带来影响的作品集,收录了发表于《民主文学》2012年1月号至2014年4月号之间的7篇短篇小说和2篇新作,本章节选了《森林污染》的部分内容与读者分享。

《森林污染》的主人公翔一因颈肩腕综合症辞去公司的工作,但迫于生计又到喜三郎的山林帮工。两人配合默契,关系融洽。在生活日趋稳定之时,翔一的生病却给两人带来了不安,所幸医生的诊断不是核辐射病,只是普通的喉咙炎症。但林场处在核辐射污染范围,身体健康出问题也是迟早的事情,为了翔一的健康,喜三郎决定卖掉山林。但翔一不忍拖累喜三郎,于是悄悄离开了山林。

风见梢太郎作品中的出场人物多是某领域技术人员,专业知识丰富,这与作者自身工作经历有一定关系。小说通篇语言朴实,在平和的叙述中,讲述了人与“核”的故事。

【原文节选】

午後の作業は、急な斜面のヒノキb林で間伐cだった。斧dが幹を砕く音は林の木々に反射して響き、少し遅れて向かいの山からこだまaとなって返ってきた。ほかには何も聞こえてなかった。私が斧を打ち込むたびに、ごわごわしたb茶色の樹皮とその下にある白い幹が一緒に木っ端となって飛び散った。あたりにヒノキの強い香りが漂った。私は木の根元に斜め上から斧を入れ、その下に水平に斧を打ち込んで楔形の「受け口」を作った。この方向に木が倒れてくるのだ。チェーンソーに混合燃料を注いでいた喜三郎が立ち上がって近寄ってきた。私の作った「受け口」を見て、喜三郎が苦笑いした。私はヒノキの小枝が散らばるやわらかな斜面を上り木の裏に回った。「受け口」の高さの三分の二くらいのところを反対側から真っ直ぐ横に切っていくのだ。勢いをつけて斧を水平に打ち込んだつもりだったが、斧は斜め上から木にめりこんだ。

「受け口」を二つ作るつもりか、あぶねえぞ、どっちに倒れるかわからねえ」

喜三郎が笑いながら言った。

「水平に打ち込んだつもりだったんだけど」

私が言い訳すると、喜三郎は「山は傾いてるからな」と言った。

「腰をうんと落としてやるだ」

喜三郎の言葉にしたがって私は膝をまげ、斧を打ち下ろした。さっきよりは角度がついていなかったが、やはり水平にはならなかった。

「もっとだ、このくらい」

喜三郎は私の腰を両手で抑えた。老人に似合わぬ強い力だった。太ももとふくらはぎが強張る苦しい姿勢だ。その状態で斧を後ろに引こうとすると斧が斜面にぶつかった。

「後ろに引かずにそんまま振ってみろ」

刃が斜面に横たわった状態から前に斧を振ると、弱々しいながらも斧は水平に幹に当たった。

「どうだ、難しいだべ、受け口が低すぎるだ。間伐材は細くてどうせ金にならねえから、もっと上で切ってもええだ。この受け口では山側から斧で切るのは無理だ」

喜三郎はそう言ってチェーンソーの置いてあるところに引き返し、ノコギリを取ってきた。

「おめ、やってみるか」

私が頷くと喜三郎は柄を私の方に向けてノコギリを差し出した。ノコギリは苦手だったが、ゆっくり挽けば大丈夫かもしれない。

私がノコギリを挽き始めると、喜三郎は反対側に回り、皮の手袋をはめた手でノコギリの先端をつかんだ。私が挽く時は喜三郎が押し、私が押す時は喜三郎が引っ張った。リズムが出てきた。薄い鉄の板を通して喜三郎と自分が繋がっているような気がした。だんだんノコギリが動きにくくなった。木の重みがかかるのだ。喜三郎が空いている方の手で幹を「受け口」の方に押すとノコギリが急に軽くなった。

「ストップ、ストップ」

喜三郎が叫んだので、私はノコギリを挽く手を止めた。「受け口」まであと二センチくらいのところまで切り進んでいた。「受け口」に達する手前で止め、「ツル」と呼ばれる部分を残すのがコツである。「受け口」まで達してしまうと、幹が一気に根本から外れて勢いがつき、思わぬ方向に飛びながら倒れるからである。

内容简介:

“文明”是人类对世界认知不断积累的产物。“文明”与“发展”相生相伴,“发展”又不可避免地造成“自然”的他者化。科技的发展给人类社会带来无远弗届的影响,而“生态危机”“环境破坏”也在这一过程中作为最具冲击力的事物与人类劈面相逢。

一些读者较为熟悉美国女作家、海洋生物学家蕾切尔·卡逊的《寂静的春天》,这是一部以环境保护为主题的经典散文,作家笔下描绘了一个由DDT“创造”的痛失鸟语的春天。作为科技产物之一的DDT,在战争期间发挥了杀灭疟疾的巨大功效,然而在和平年代,却以农药的身份出现在田间,导致人类身体遭受伤害。而在日本,也有如蕾切尔·卡逊一样的作家,他们忧心于近代工业文明带来的生态危机,对自然的他者化提出质疑。

自20 世纪60 年代以来,日本开始出现人与自然不和谐的众相,经济的高速发展催生了水俣病、四日哮喘病、新泻水俣病、米糠油事件等骇人听闻的公害病,给民众带来巨大的身心伤害,由此,应时代之呼唤,生态人文书写也应运而生,一批拥有强烈社会责任感的作家提笔创作了具有深远影响的生态文学作品,这些作品给我们带来极大的心灵震撼。

《日本生态文学作品导读》从酝酿到成书历时4 年。从作品选定到撰写作者简介和作品导读,再到节选的翻译颇费周折。本书选编了大鹿卓、石牟礼道子、有吉佐和子、水上勉、井上光晴、西村京太郎、藤林和子、竹本贤三、川上弘美、玄侑宗久、风见梢太郎等11 位作家的12 部作品。每篇选文包括作家简介、作品导读、节选注释等内容。

作者简介:

杨晓辉,日语语言文学博士,世界文学与比较文学博士后,教授、博士生导师。主要研究方向为日本文学、中日比较文学、生态视角的跨学科比较文学研究等。现为广东外语外贸大学日语语言文化学院院长、东方学研究院常务副院长、中日比较生态文学研究所所长、中外比较生态文学研究科研创新团队负责人。政协第十三届广东省委员会委员;九三学社广东省第九届委员会常务委员;广东省九三学社院士与杰出学者专委会执行主任;广东省欧美同学会常务理事;广州市欧美同学会(中国留学人员联谊会)白云区分会常务副会长;九三学社广东省直属广东外语外贸大学基层委员会主委;广东外语外贸大学欧美同学会副会长;校学术委员会委员等。


目 录:

第一章 大鹿卓:《谷中村事件—田中正造传》

第二章 石牟礼道子:《苦海净土—我们的水俣病》

第三章 有吉佐和子:《复合污染》

第四章 水上勉:《故乡》《海的牙齿》

第五章 井上光晴:《西海核电站》

第六章 西村京太郎:《污染海域》

第七章 藤林和子:《核电站的天空下》

第八章 竹本贤三:《苏铁的风景》

第九章 川上弘美:《神灵2011》

第十章 玄侑宗久:《光之山》

第十一章 风见梢太郎:《森林污染》

日本生态文学作品导读

杨晓辉 主编
书号:ISBN 978-7-301-33475-1
定价:59



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