历史上有过四次决胜轮投票
2024
10-30
11月11日に召集される見通しの特別国会では首相指名選挙が実施される。衆院選で敗北して過半数を割った自民、公明両党は一部野党の協力を得るなどしなければ、石破茂首相(自民総裁)を新首相に指名することはできない。首相指名選挙で現時点では与野党とも衆院の過半数に届かず、30年ぶりの決選投票にもつれこむ公算が大きくなっている。
11月11日召开的日本特别国会将举行首相指名选举。由于在众议院选举中失去过半数议席,自民党和公明党的执政联盟若不争取部分在野党的合作,就无法使自民党总裁石破茂继续担任首相。目前在首相指名选举中,执政党和在野党均未能获得众议院的过半数议席,30年来首次进入决胜轮投票的可能性很大。
衆院選では自民、公明両党を合わせても215議席しか獲得できず、過半数の233まで18議席足りない。保守系無所属を含めても届かないため、自民は28議席を獲得した国民民主党に期待を寄せるが、玉木雄一郎代表は首相指名選挙で自らの名前を書くと表明した。与党の「補完勢力」とやゆされてきた日本維新の会は議席を減らし、馬場伸幸代表の責任を問う声が党内から上がる「内紛」状態で、方針が定まっていない。
在本月进行的众议院选举中,自民、公明两党仅获215个议席,距离过半数的233席还差18席。即使加上保守系无党派议员也无法达到所需席位,自民党寄希望于获得28席的国民民主党,但该党代表玉木雄一郎表示将在首相指名选举中投票支持自己。而一直被戏谑为执政党“补充势力”的日本维新会在选举中减少了议席,党内对党首马场伸幸的责任提出质疑,陷入“内讧”状态,方针未定。
首相指名選挙では、有効投票の過半数を得た議員が首相に指名される。1回目の投票で過半数を得た議員がいない場合、上位2人の決選投票となる。衆院規則は、決選投票では「過半数を得た者」ではなく「多数を得た者」と規定しており、多数派を形成すれば勝利できる。
在首相指名选举中,获得有效票数过半的议员将被指名为首相。如果首轮投票中无人获得过半数,将进行上位两人的决胜轮投票。众议院规定决胜轮投票时“得多数者”即可获胜,而非“得过半数者”,因此只要形成多数派便可获胜。
衆院の首相指名選挙で決選投票が行われた例は過去に4例ある。直近の例が1994年だ。少数与党だった非自民連立の羽田孜内閣が総辞職したことを受け、当時野党だった自民が、社会党、新党さきがけとともに村山富市・社会党委員長(当時)を首相候補に擁立。非自民連立側の新生党や公明党などは、自民を離党した海部俊樹元首相を立てた。1回目の投票では村山、海部両氏とも過半数に達せず、決選投票で村山氏が選出され、自社さ3党による連立政権が誕生した。
在众议院首相指名选举中,曾出现4次进入决胜轮投票的情况。最近的一次是1994年,当时由非自民党联合执政的羽田孜内阁总辞职,在野的自民党与社会党及先驱新党共同推举社会党委员长村山富市为首相候选人。非自民联合阵营的新生党和公明党则推举脱离自民党的前首相海部俊树。首轮投票中,村山和海部均未获得过半数,最终在决选投票中村山获胜,成立了由自民党、社会党、先驱新党组成的联合政府。
79年には、衆院選で自民が過半数割れの敗北を喫したことから、当時の自民派閥の福田、三木、中曽根の各派などが大平正芳首相(当時)の退陣を要求し、「40日抗争」が始まった。大平氏と、非主流派が擁立した福田赳夫氏の自民2人が首相指名を争う異常事態となり、決選投票の結果、大平氏が17票差で選出された。
1979年,由于自民党在众议院选举中失去过半数,党内派系的福田派、三木派、中曾根派等要求当时首相大平正芳下台,展开了“40日抗争”。最终出现了同为自民党的大平正芳与非主流派推举的福田赳夫竞争首相指名的罕见场面。在决选投票中,大平正芳以17票的优势获胜。
53年には、自由党の吉田茂氏が特別国会の首相指名選挙で過半数を獲得できず、決選投票で改進党の重光葵氏を破り、首相に指名されている。48年には、吉田氏と社会党の片山哲氏による決選投票で、吉田氏が指名された。
1953年,自由党吉田茂在特别国会的首相指名选举中未能获得过半数,在决胜轮投票中击败改进党重光葵,被指名为首相。1948年,吉田与社会党的片山哲也曾进入决胜轮投票,吉田胜出被指名为首相。