这一期的《漫画日语惯用表达》,我们特别推出另一趣味内容:「語呂合わせ」。「語呂合わせ」译成汉语大约是“谐音”“合辙押韵”之类。笔者打学日语起就执拗地认为:「記憶術の中でも最もメジャーで、気軽にできる記憶術は語呂合わせである。語呂合わせを勉強で使ったことが無い方はいないくらい、記憶術の看板選手とも言えるだろう。/记忆术中最主要的、能够轻松记忆的手法是谐音法。在各类学习中,几乎无人不使用谐音法。可说谐音法是记忆术当仁不让的首选。」
笔者业左道旁门的余爱好之一为日汉互译,故常不揣冒昧,指导学生做各类互译练习。平铺直述的互译,学生们都能手到擒来,成语、惯用语、谚语等的互译,也还差强人意。然而到了「語呂合わせ」,学生往往不知所措,乃至捉襟见肘,译文也不忍直视。不得已,学生会按照“翻译加注”的理论,不辞劳苦地在翻译下添加一连串注脚。譬如下文对话,「水兵リーベ僕の船(H.He.Li.Be.B.C.N.O.F.Ne)」第一稿被译作“氢氦锂铍硼碳氮氧氟氖是海军爱上我的船”,并加注“氢氦锂铍硼碳氮氧氟氖与日语海军爱上我的船发音相似”,「火に水かけてチューズデー(音を表した=ジュー・Tuesday)」第一稿译作“星期二用水扑火喝果汁”,并加注“果汁和英语星期二Tuesday发音相似”等等(忽略象声词「ジュー」即“噗嗤一声(灭火)”而非“喝果汁”,也是导致错译的原因之一)。这种加注脚的翻译,不但让原文所具有的幽默荡然无存,原文的“谐音梗”也不知所往。当然,这并不全是学生能力所限导致。我们遇到的研究生娃娃们,能力大多不差,只可惜脑细胞被教师们孜孜不倦灌输的“翻译理论”知识U型锁锁得死死的,一时还找不到开锁钥匙。这是学习中常见的奇妙现象:学生将投喂的知识不断「鵜呑みにして」囫囵吞枣地咽下,结果从某个节点起,被存储的知识反噬。当然,只要心智不被似是而非的海量“知识”糊住,开锁钥匙几乎可随手拈来。比方说无视诸如“翻译加注”理论的高大上,直接采用将日语谐音对应成汉语谐音的手法。这种手法乍一看仿佛错综复杂,掰开来其构造却简单之致。我们所需要的,不过是摆脱人云亦云翻译理论的束缚,打开思维脑洞,另辟独自蹊径,而已。从以下翻译实践中可得出这么一个平白的道理:翻译幽默表达,不是要一对一地翻译出原文本义,而是要惟妙惟肖地转达出“幽默”自身的趣味性。这才是翻译的“信、达、雅”中货真价实的“信”。晓此个中三昧,就能恍然大悟:原来翻译“幽默”时,字对字、词对词的,看似忠诚的原意翻译再加注脚,别说全然无“信”,甚至比错译还要雷人,还要不知所云。
读者您认为呢?不妨说说您的观点。
最后,下面的对话附带录音,借用自中国科技大学《挑战日语口语(高级篇)》第10课,可用于练耳。
本期为026期,敬请批评指正。
○語呂合わせ
語呂合わせは、中国人も日本人もよく使うユーモラスな言葉遊びの手法です。強いて違うところといえば、中国人は、白髪三千丈のように、誇張の手法をよく使います。たとえば、漫才の中で、「A:僕の顔は君より広い。見上げなければ額が見えないほどだ。B:君は顔が広いのじゃなくて、口が大きいのだ。A:どういう意味?B:上の唇は天に届き、下の唇は地面にくっつく。A:じゃ、僕の顔は?B:大きな口を叩くから顔は要らないだろう」という対話がある。誇張の手法で、聞き手に向かって大げさなことを言うと、恥知らず、鉄面皮、厚かましいという意味の“不要脸(顔は要らない、顔を捨てる)”を暗示して連想させます。
日本の語呂合わせは、主に諺や成句の音や口調に似通った別の言葉を当てて、意味の異なる滑稽な句を作る、いわゆる一種のもじりの手法を用います。たとえば、「案ずるより生むが易し」に対して「杏子より梅が安し」と言い換えたり、「猫に小判」に対して「下戸にご飯」と言い換えるのはその類です。
日常会話の中で、もし語呂合わせを濫用すれば、却って話の内容が軽薄になり、場合によっては、雰囲気が壊されてしまいます。というわけで、日本人は、場違いな、あるいは時代遅れ、さらに語呂の合わせ方があまりに単純なもののことを、「親父ギャグ」と馬鹿にします。特にフォーマルな場面では、語呂合わせは座を白けさせるものとして敬遠されます。
しかし、私たち日本語を勉強する中国人にとって、語呂合わせ、乃至は「親父ギャグ」は、非常にありがたい存在です。なぜならば、それは、「連想」によって言葉をより簡単に覚える勉強法になりうるからです。例えば、「『み、水』と欲しがる蚯蚓」という語呂合わせの手法を使えば、「ミミズ」という、なかなか覚えられない単語をいっぺんに覚えられるでしょう。というわけで、日本語を勉強する際、むしろ語呂合わせの手法をどんどん使ってもらいたいと思っています。
そのために私たちは、語呂合わせの手法を使って、次のような会話を作り、日本語ばかりではなく、日本語から英語の覚え方、円周率の覚え方、または理科の特別な表現の覚え方を提示しました。特に言葉を覚えるのに持って来いの手法ですが、語呂合わせの入った文章を翻訳する素材とする時、そこをどのように適切に翻訳すればよいか、頭を悩ませますね。それでも勇気を出して、中国語の翻訳に挑戦してみてください。一石二鳥、いや、一石三鳥も四鳥の効果があるかも知れません。それだったらありがたいものですね。
会話:語呂合わせ
岡崎 男性 大学生 山田 女性 大学生
小川 男性 大学生 花本 女性 大学生
岡崎 先日、高速を走っていたとき、前を走ってる工具をいっぱい積んだ修理屋っぽいワゴン車の窓に大きく「80-4989、屋根のオッサン四苦八苦」って電話番号が書かれていたんだよ。……やっぱり仕事は若くて要領の良い人に頼んだほうがいいなって思ったよ。
山田 そういえば、家の付近にある薬局の電話番号の下四桁は4771で、「死なない」って覚えてくださいって宣伝していたわ。ちなみにFAXは4774で「死ななし」だったの。
岡崎 これまで、いろいろな言葉を記憶するために「鳴くよウグイス平安京(794年)」や「行く行くホテル・ベルサイユ」(1919年フランス・ベルサイユ革命)など、語呂合わせで覚えさせられてきたね。今から考えるとすっごい変な言葉を必死に覚えてたものだね。山田さんにはそういう経験がある?
山田 あるわよ。予備校で人口の多い国トップ7を、「小さいブラジャー」と習った。Ch(ina)、I(ndia)、S(oviet)、A(merica)、I(ndonesia)、Bra(zil)、Ja(pan)って。非常に複雑な気分で覚えたわ。
小川 僕は、「とろろ食べてノルマン征服(1066年)」を覚えたね。あまりに変なので頭に焼き付いてるよ。ノルマン人がとろろを食べるのかって。
花本 私は円周率、小数点以下30桁までの暗記法を母から教わったわ。それは「身一つ世一つ、生くに無意味、曰く無く身、文や読むに虫散々闇に鳴く(3.141592653589793238462643383279)」[1]って。外国人の前でいきなりすらすらと書いてみせると、尊敬の眼差しで見られたわ。
山田 私も、尊敬のまなざしを集める隠し芸があるの。小六のとき、先生から言われて、自分達で考えた円周率の掛け算なの。「サンマ、串に刺す(3=9.42)」や、「死ぬのはいつ頃(4=12.56)」「五月の畑にイチゴ成れ(5=15.70)」「無茶はいややよ(6=18.84)」「ウルトラセブン、にいく(肉)はいかが(7=21.98)」「やぁ双子、いつ生まれたの(8=25.12)」「苦しい時には風呂へ入れ(9=28.26)」などで、大学の先生まで驚かせちゃった。
小川 僕の場合、元素記号、亜鉛のZnは「全然会えん」って教えられた。教えた先生は初めて言ったのに意外と受けがよかったので、その後自分で気に入って、何度も言ってたよ。
岡崎 高校の物理の時間に、僕が習ったのは、恒星のスペクトル系列を覚える方法だ。「Oh! Be A Fine Girl, Kiss Me, Let’s Try! (O.B.A.F.G.K.M.L.T)」って、一発で覚えたよ。あ、そうそう、そのほかにもまた、化学の授業で、「水兵リーベ僕の船(H.He.Li.Be.B.C.N.O.F.Ne)」っていうのを覚えさせられたなあ。
花本 語呂合わせにすると確かに覚えやすいわね。私はそれで曜日の英単語を覚えたのよ。中学生の頃、クラスメートが口ずさんでいたのを、頼み込んで教えてもらったのも語呂合わせなの。「月に人間住マンデー(住まない・Monday)」「火に水かけてチューズデー(音を表した=ジュー・Tuesday)」「水田に稲をウエンズデー(植える・Wednesday)」「木刀腰にサースデー(差す・Thursday)」「キンピラ・てんぷらフライデー(揚げ物=フライ・Friday)」「土産持ってごぶサタデー(ごぶさた・Saturday)」「喜びいサンデー(勇んで・Sunday)ハイキング」といった具合に。おかげで苦手だった曜日の単語を、すぐ覚えることができたわ。
[1]「産医師、異国に向こう、産後薬無く、産痛さ走る、二浪し散々破産に泣く、これには芭蕉一句ない、リュックサック草薙入れ、荒野に湧く梨食うヨーヨー、ごっくん兄さん女はいるし、オウムにハムに親食う食う、ハムには大さじバニー粉……」という風に、記憶自慢の高校生は、この語呂合わせで100桁まで覚えていたという。
谐音梗
对话:合辙押韵
冈崎 男 大学生 山田 女 大学生
小川 男 大学生 花本 女 大学生
冈崎:上次在高速路上开车,一辆修理服务车跑在前面,上面装满了工具,车窗上醒目地写着这样的电话号码:“80-4989——坝东大叔,思酒把酒”。我想呀,工作还是交给又年轻又脑子灵光的人做才好。
山田:你这一说,倒让我想起了一件事儿来。我家附近药店为让大家记住药店的电话号码,将后4位数的4771谐音为“试吃其药”进行宣传,还有,药店传真号码是4774,谐音为“誓弃其嗜”。
冈崎:过去为了记住各种各样的词语,都把它们换成谐音。比如“平安京,听黄鹂,栖旧寺(794年)”“依旧依旧酒店,当数凡尔赛宫(1919年法国凡尔赛革命)”等等。现在回想起来,当初真是煞费苦心地背了许多稀奇古怪的玩意儿。山田,你有过类似经历吗?
山田:有哇。在复读学校上学时,我把人口前7位的国家记成了“妻傻亦不落家”,即Ch(ina)、I(ndia)、S(oviet)、A(merica)、I(ndonesia)、Bra(zil)、Ja(pan),弄得自己心情复杂。
小川:我呢,记过“十个六六大顺,征服诺尔曼人(1066年)”。因为太离谱了,所以印象特深刻。难道诺尔曼人也讲究六六大顺?
花本:我从母亲那里学到了把圆周率记到小数点后30位的暗记法,说来就是:“山巅一寺一屋酒,二流舞扇舞。把酒骑鹫扇两扇,怕死鹿儿溜。思三山,爬山梁乞阄(3.141592653589793238462643383279)。”我曾在外国人面前一气呵成地写出,让对方看了佩服得不得了。
山田:我也有一套令人佩服的绝活儿呢。小学6年级的时候,老师叫我们自己想出圆周率的倍数算法。“仨,酒店思儿(3=9.42)”“死,邀尔,吾溜(4=12.56)”“5月草莓,邀吾等去领(5=15.70)”“溜之大吉,幺爸等怕死(6=18.84)”“七侠士,晾药等酒吧(7=21.98)”“爸,儿无点衣凉(8=25.12)”“酒量把尔留(9=28.26)”,把大学老师都惊得一愣一愣的。
小川:老师教我们记元素符号锌Zn的时候说“热呢”。他虽第一次这么说,但却得到了学生们出乎意料的反应,之后他特得意,说了好几次呢。
冈崎:高中上物理课时,我学到了记住恒星光谱的方法。就一段英语:“Oh! Be A Fine Girl, Kiss Me, Let’s Try! (O.B.A.F.G.K.M.L.T)”,一下就记住了。啊,对了,上化学科老师曾让我们记过“呵、嘿!李伯,赑屃挪斧呢(H.He.Li.Be.B.C.N.O.F.Ne)”。
花本:利用谐音的确容易记忆,我也用谐音的方法记住了英语星期的说法。上初中时,班里的同学边说边记,我就央求他们教给我:“周一忙得(Monday)要命,周二秋日得(Tusday)闲,周三蚊子得(Wednesday)血,周四猞子得(Thursday)肉,周五佛来得(Friday)子,周六沙特得(Saturday)油,周日赏得(Sunday)万金。”如此等等。以前我对英语星期的说法深感头痛,多亏用了这个方法,一下全记住了。
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