【天声人语・有声版】「森の生活」から170年(20241216)

文化   2024-12-16 15:34   江西  
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图片来源:日本雅虎











「森の生活」から170年

《瓦尔登湖》出版170年后

感谢下面同学义务提供稿件

总负责人:炸鸡

翻译:トトロ

朗读:本音频由ttsmaker生成

校对:桃子

19世紀の米作家で思想家のヘンリー・D・ソローは20代の末にボストン郊外の湖畔に小屋を建て、2年余りを過ごした。自然のなかで自給自足の生活をしつつ、思索を重ねた日々の記録『ウォールデン 森の生活』は、今でも世界中の自然愛好家らに読み継がれている▼

19世纪的美国作家兼思想家亨利·戴维·梭罗,在20多岁时曾在波士顿郊外的湖畔搭建了一座小屋,并在那里度过了2年多的时光。他在散文集《瓦尔登湖》中,记录了在那片大自然中自给自足的生活以及所思所想。这部作品至今仍被世界各地的自然爱好者们所传诵。


ソローは結びで、複雑な考え方や多様な解釈を軽視する社会の傾向を批判した。精神と知性の衰退につながると警告し、こう問いかけた。「英国がジャガイモの腐敗を治す努力をする一方で、より広く致命的に蔓延(まんえん)する脳の腐敗を治す努力はしないのか?」。当時はジャガイモの疫病で食糧難にあった▼

在书中结尾部分,梭罗批评了当时社会忽视复杂思想和多样化解读的倾向。他发出警示,认为这会导致人们精神和智力水平的下降,并质问道:“当英国努力防止马铃薯腐烂时,为何不努力防治‘脑腐’呢?后者更普遍且致命。”当时英国正因马铃薯枯死病陷入粮荒。


それから170年。オックスフォード英語辞典の出版社が、今年の単語に「脳の腐敗(brain rot)」を選んだと発表した。最初に使ったのはソローだが、現在は10~20代のデジタル世代の間に広がっているという▼

170年后的今天。英国《牛津英语词典》出版社公布了今年的年度词汇——“脑腐(brainrot)”。这个原创于梭罗的词语,如今正在10-29岁的Z世代中盛行。


取るに足らない、特にオンラインコンテンツの過剰消費による精神状態や知的能力の低下」と定義されている。昨年から使用頻度が230%も増えたとか▼

“脑腐”定义为:因过度接触无价值内容,特别是网络内容,导致精神和智力状态衰退。自去年以来,该词使用频率增加了230%。


英語圏の子どもや若者はどう使っているのかとSNSで検索してみた。コミカルな短い合成動画を付けて、自虐的に使った投稿が目に付く。「脳腐れだけど笑えるよね」といった感じか。SNSの負の側面を自覚してはいるのだ▼

我在社交媒体上搜索了一番,查看英语国家的儿童和青年如何使用该词。发现搭配搞笑短视频的自嘲式内容居多。大概就是“虽然脑子坏掉了,但很搞笑”的感觉。他们开始意识到社交媒体的负面影响了。


ソローの単語が時代を経て、まさに彼が憂慮した事態を意味するようになった。この言葉を怖いと思えなくなる日が来るのか。考えると、背筋が寒くなる。

梭罗创造的词语跨越时代,应验了他昔日的忧虑。是否会有那么一天,我们不再对这个词心生畏惧了呢?思及至此,我不禁脊背发凉。


单词解析

1.思索「しさく」

思索。

【例句】思索にふけっている。


2.食糧難「しょくりょうなん」

粮食危机,粮荒。

【例句】注目に値する食糧難


3.取るに足らない「とるにたらない」

不足取,不值一提。

【例句】取るに足らないことにこだわる


4.コミカル

滑稽的,好笑的,逗乐的,喜剧性的。

【例句】出演者はコミカルな場面に登場し,タップダンスまで踊る。


5.憂慮「ゆうりょ」

忧虑,担心,感到不安。

【例句】顔に憂慮の色が現れている。


【翻译心得】

原文:この言葉を怖いと思えなくなる日が来るのか。

译文1:我们能否期待有那么一天,这个单词不再令人心生畏惧。

译文2:是否会有那么一天,我们不再对这个词心生畏惧了呢?

分析:此处“失去恐惧感”意指人们习惯或麻木于“脑腐”现象,不再将其视为问题,甚至可能不再意识到它的危害。原文的下句紧接着表达了作者的担忧“考えると、背筋が寒くなる”。译文1对这句的解读有误,与下文衔接不畅,修改为译文2。


【背景知识】

オックスフォード大学「今年の流行語」は「brain rot(脳腐れ)」、その意味は?

<英語の権威、オックスフォード大学出版が選んだ今年の言葉は「brain rot」。他にも有力な候補がいくつもあったなかでこの言葉が選ばれた理由は何か>

スマホの画面を延々とスクロールするうち「脳が腐っていく」ように感じたことがあるとしたら、それこそが、2024年の「オックスフォード・ワード・オブ・ザ・イヤー(今年の流行語)」に選ばれた「brain rot」(「脳腐れ」)の意味だ。。

英オックスフォード大学出版局によると、この言葉の使用頻度は、前年比で230%増という驚異的な伸びを記録した。この言葉に対する現代社会の共感を反映した形だ。

オックスフォード大学出版局は、「brain rot」をこう定義する。「ある人物の精神、あるいは知性の状態が劣化したと思われる様子。特に、つまらない、あるいは頭を使わない(オンライン)コンテンツの過剰消費の結果とみなされるもの」

「brain rot」は、一般投票と専門家の分析を組み合わせた審査方法で選ばれ、他の候補に打ち勝った。他の候補には、「demure(控えめ)」「slop(AIが生成した劣悪なコンテンツ)」「dynamic pricing(ダイナミックプライシング(需要に応じて素早く価格を調整する仕組み)」「romantasy(ロマンタジー(ロマンスとファンタジーの要素を併せ持つ創作物)」「lore(アニメやゲームなどの設定)」だ。

「brain rot」という言葉は、表面的で頭を使わないコンテンツがネットではびこるなか、過剰なデジタル消費がいかに社会を不安にさせているかを象徴している。

「brain rot」の起源は?

「brain rot」は2024年における文化的基準となったが、この言葉には深い歴史的ルーツがある。記録されている中で最初の使用例は1854年にさかのぼる。

アメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローが、ナチュラリスト的な思想を綴った代表作『ウォールデン 森の生活』で用いたものだ。

ソローは、文明社会にどっぷり浸かって思考を止めてしまう風潮を批判した。

それが現代では、デジタル時代の批評の意味合いを帯びる。

オックスフォード英語辞典の出版元、オックスフォード・ランゲージズのキャスパー・グラスウォール会長は、「『brain rot』は、バーチャルな生活、そして自由時間の危険な浪費をとらえた表現だ」と、評価した。

「人間性とテクノロジーに関する文化的な議論が、進むべき次の章に入ったように感じられる」とグラスウォールは述べた。「これほど多くの投票者がこの言葉を支持し、今年の言葉として推薦したのも、驚くには当たらない」

「今年の言葉」をめぐる争いは激戦となったが、「brain rot」は、他の5つの最終候補を押しのけて勝利を収めた。その他の候補には、「ロマンタジー」や、経済をめぐる議論で使用頻度が上がっている「ダイナミックプライシング」などがあった。

しかし「brain rot」は、時代精神をとらえているという面で抜きん出ており、絶え間ないオンライン消費が及ぼす影響に対して広がる不安感を反映している。

超デジタル化時代に、社会がどう反応し、適応し、進化していくか、という点にスポットライトを当てる選択と言えるだろう。


原文链接:

https://news.yahoo.co.jp/articles/18848c25bb66d782fcf76c1ef14b0df7e1a352a0

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