▶︎ 译校&朗读
| 翻译:阿馨
| 校对:小舟
| 朗读:井上
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アメリカには、新しいホワイトハウスのあるじに宛てて、退任する大統領が手紙を残す伝統がある。2009年、ブッシュ氏はオバマ氏に書いた。「つらいときや酷評されることもあるでしょう。でも全能の神が慰めてくれます」▼
在美国有一个传统,即将离任的总统会给下一任总统留下书信。2009年,布什就曾写给奥巴马:“虽会有痛苦万分的时候,偶尔也会遭受严厉批评,但有全能的上帝会来安慰你。”
大国を背負う重責と孤独は、その身となった者にしかわからない。酷評にさらされる中、手紙の言葉に支えられることもあっただろうか▼
大国重担,唯有身在其位者才懂其中的责任和孤独。在面对严厉批评时,大抵也能从信中的只言片语里获得一些力量。
先日、職を去るにあたって、励みとなった手紙の存在をある人物が明かしていた。不信任決議によって今日、失職する。兵庫県の斎藤元彦知事だ。出直し知事選へ出るか悩んだが、「頑張って」という手紙をもらって立候補を決めたそうだ▼
140分に及んだ最後の会見を要約するならば、「職を辞すべきことなのか」という斎藤氏の一言に尽きる。県政の混乱に責任はある、だが道義的責任は認めない、それがあるなら知事を辞めねばならないから――。分かったような分からぬような説明のあげく、いつの間にか自らを、反発をうけながらも戦い抜く改革派と位置づけていた。じつに不思議な会見だった▼
对于最后一场长达140分钟的记者招待会,斋藤的一句话就可将其概括道明——“这是我应该辞职的原因吗?”他表示自己对于县政府的混乱负有责任,但并不承认那是道义上的责任;若事实如此,自己必定会辞去知事一职。这段似是而非的解释,一时间将自己定位为了不顾反对、坚持斗争的改革派。可真是一场神奇的招待会。
祖父に言われた「雲中(うんちゅう)雲を見ず」が座右の銘だという。高みにのぼると、おのれを客観的に見られなくなる。その言や良し。ただ斎藤氏は、もしやまだ分厚い雲海の中をさまよっておられるのでは▼
据说斋藤将其祖父的一句话当作座右铭——云中不见云。即人在登上高处之后,就难以再客观地看待自己。此言善哉。只是斋藤其人,仍徘徊在厚厚的云海之中吗?
中国の史書の言葉がある。「雲霧を披(ひら)きて青天を観(み)る」。覆っていたものが消え、物事がはっきりする。数々の疑惑は残されたままだ。選挙後には青空が見たい。
中国史书中留有一言:“披云雾,睹青天。”帷幕散,物清明。眼前仍是困惑重重,望选举过后能得见青天。
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