外国人のビザなしトランジット滞在政策について

文摘   2024-07-11 13:16   日本  

 今年に入ってから中国は外国人の入国に利便を図る一連の政策措置を公布している。今年上半期に中国全域の入国審査場から入国した外国人は延べ1463.5万人となり、昨年同期比152.7%増となった。そのうち、ビザが不要のトランジットで入国した外国人は延べ854.2万人で、昨年同期比190.1%増と急増した。国家移民管理局の報道官の話しによると、今年下半期に中国を訪れる外国人はさらに増えていく見込みである。

 このほど、中国政府ウェブサイトと国務院アプリ(クライアント端末)が国家移民局と共同で外国人のトランジット滞在政策について図解したので、最新の政策状況を紹介する。
24時間のトランジット滞在

 中国のすべての入国審査場が世界各国からの入国者に対して24時間のトランジット滞在許可政策を実施している。

 有効なパスポート(国際旅行証)を所持している外国人は、予約済みの接続便(国際飛行機、船、列車)で中国から第三国・地区へ移動し、中国国内での滞在時間が24時間以内であり、かつ入国審査施設から離れない場合には、ビザの審査が免除される。入国審査場から離れる必要があれば、入国審査場の出入国国境警備検査機関で臨時の入国許可を申請しなければならない。


72/144時間のビザなし
トランジット入国

 現在、中国の18省(自治区、直轄市)の38ヵ所の入国審査場で、日本を含む54カ国の公民に対し、ビザ免除の72時間または144時間のトランジット入国政策を実施している。


 上記の国の公民は、有効なパスポートを所持し、かつ期限内に日時と座席が確定した接続便で中国から第三国・地区へ移動する場合、トランジットでのビザなし入国政策を実施している都市の出入国国境警備検査機関でトランジットでの入国を申請すれば、出入国国境警備検査機関が臨時入国手続きに対応する。ビザなしでの滞在期間は、入国日の翌日0時から起算する。


72時間トランジット入国を発給する省市と港:

湖南(長沙黄花国際空港)、黒龍江(ハルビン太平国際空港)、広西チワン族自治区(桂林両江国際空港、北海港旅客ターミナル)。


144時間トランジット入国を発給する省市:

北京、天津、河北(石家庄、秦皇島)、上海、江蘇(南京、連雲港)、浙江(杭州、寧波、温州、舟山)、広東(広州、深圳、掲陽)、遼寧(瀋陽、大連)、山東(青島)、重慶、四川(成都)、陝西(西安)、福建(厦門)、湖北(武漢)、雲南(昆明)。




来源:中国政府网





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