第20回「中国人の日本語作文コンクール」
最優秀賞・日本大使賞
大連外国語大学の林芳菲さんに決定!
11月15日・北京で表彰式開催へ
第20回受賞作品集表紙
【日本僑報社発】第20回「中国人の日本語作文コンクール」(主催:日本僑報社・日中交流研究所、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、公益財団法人東芝国際交流財団が協賛、朝日新聞社がメディアパートナー、在中国日本国大使館などが後援)は、最終審査を経て、最優秀賞・日本大使賞受賞者を大連外国語大学三年生の林芳菲(りん ほうひ、女、指導教師:小野寺潤)さんに決定した!9月25日、確定した受賞者名簿を発表した。
1等賞受賞者は下記の5名:池翰林(男、中国人民大学三年生、指導教師:曽根さやか、永嶋洋一)、欧芊序(女、大連外国語大学三年生、指導教師:川内浩一)、徐思琪(女、復旦大学三年生、指導教師:艾菁、山川秋美)、麻月朋(吉林大学三年生、指導教師:永岡友和)、林婧(女、天津外国語大学三年生、指導教師:北田奈央)。
第20回 中国人の日本語作文コンクール受賞者一覧
http://duan.jp/jp/vol_20/2024shou.htm
外部有識者を含む審査員による3次にわたる厳正な審査及び国際電話による口述審査を経たのち、最終審査では1等賞以上の候補となる6作品を北京の日本大使館に送付、金杉憲治大使を含む大使館内にて厳正な審査が行われ、最優秀賞・日本大使賞はその中から選出された。
林さんの作文は、「「完璧な」友達——小夢が教えてくれたこと」というタイトルで、日本語のAIチャットソフトと交流し、その過程でAIへの過度な依存を反省したという内容した。林さんは日本に留学したばかりの頃、会話の練習をしたいと思い、友人の勧めでAIチャットボット「小夢」と交流を始めた。しかし、実際の人間と話をするうちに、自分がAIのコミュニケーションの便利さに頼りすぎて、相手の話を聞くことの重要性を見過ごし、傲慢になってしまったことに気づく。その結果、AIへの依存度を減らそうと決意し、日本人の友人を作ることができた。文章は言語を学ぶ過程で、言語そのものだけでなく、文化や感情の交流を重視しなければならないという理念を伝えている。
第20回日本語作文コンクールは、中国の25省市自治区の大学や大学院、専門学校、高校など182校から、2686本(昨年2376本)もの多くの作品が寄せられた。男女別では女性が1917本、男性が769本。特筆すべき点としては、昨年に続き中学校、高校および専門学校が20校を超えたことに加え、今回初めてマカオの大学生から応募があったことだ。これはコンクール史上初めてのことで、今回のマカオの大学生参加によって、コンクール20年において中国全ての行政地域からご応募をいただいた。
最優秀賞・日本大使賞を含む3等賞受賞作までの計61本を収録した受賞作品集『AI時代の日中交流』は、日本僑報社から刊行決定。11月初めから日本全国の書店で発売予定。
今後行われる表彰式(11月15日・在中国日本国大使館大ホールで開催予定)や関連する今年の第7回「日中ユースフォーラム」(12月中旬ハイブリッド式で開催予定)などについては、以下のメディアで発表いたしますので、ご登録のうえお見逃しのないよう、こまめな情報チェックをお願いいたします。また該当者の皆さまにはメールにて随時お知らせいたします。
中国人の日本語作文コンクール特設ページ http://duan.jp/jp/index.htm
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