作家草稿中的谜影——纪念「大江健三郎文库」开放

文摘   2024-03-03 16:48   英国  



2023年9月,东京大学大学院人文社会系研究科・文学部内正式开设了「大江健三郎文库」,以纪念这位从法国文学研究出发,创造了丰富文学世界的已故作家大江健三郎先生。这一文库包括「亲笔手稿数字档案馆」、「相关资料收藏」和「书目信息数据库」,为大江先生的文学遗产提供了永久性的保存和研究机会。
文库的设立不仅是对大江先生卓越贡献的肯定,也是对他生前愿意将自己的创作珍宝托付给母校的尊重。安藤宏教授深度参与了文库的建立过程,他将分享整个筹备阶段的经过,为观众呈现文库实现的背后故事。
此外,备受期待的大江研究专家村上克尚准教授将以大江先生初期的作品「空の怪物アグイー」为研究对象,具体展示草稿研究所带来的新阅读可能性。通过深入挖掘草稿,我们或许能更加深刻地理解大江先生作品背后的创作过程和思想。
这次纪念讲座会将为观众提供一个难得的机会,深入了解大江健三郎先生的文学世界,感受他创作的深度和多样性。


フランス文学研究から出発して豊穣な文学世界を創造した故大江健三郎氏は生前、自筆原稿を母校に寄託する意向をお持ちでした。それを受け、2023年9月、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部内に、「自筆原稿デジタルアーカイヴ」「関連資料コレクション」「書誌情報データベース」からなる「大江健三郎文庫」が開設されました。同文庫設立の準備に深く関わってこられた安藤宏教授にその経緯をお話しいただき、気鋭の大江研究家村上克尚准教授には、初期の作品「空の怪物アグイー」を対象に、草稿研究がもたらす新たな読みの可能性を具体的に示していただきます。

「加藤周一記念講演会」新シリーズについて
フランス文学、フランス文化から出発して自己形成を行ない、自国の文化や文学への重要な問題提起を行なった加藤周一の仕事(『日本文化の雑種性』、『日本文学序説』)を範として、同じく、フランス文学や西欧文化の素養を基盤に、日本文学・日本文化をめぐる独自の知見を披露している講師のお話を聞く企画です。第1回講師は、フランス文学研究から出発し、詩人、小説家、批評家として幅広く活躍されている松浦寿輝さん。今回はやや変則的に、フランス文学研究から出発した作家大江健三郎氏にちなむ文庫の設立について二人の日本文学研究者が語ります。


【講師プロフィール】

安藤宏(1958- )東京都出身。東京大学人文社会系研究科・文学部教授。専門は日本近代文学。小説を中心とする表現史、文学史。太宰治の研究で知られる。『近代小説の表現機構』(博士学位論文/岩波書店、2012年)でやまなし文学賞、角川源義賞受賞。他に『日本近代小説史』(中公選書、2015年/新訂版2020年)、『太宰治 弱さを演じるということ』(ちくま新書、2002年)、『太宰治論』(東京大学出版会、2021年)などの著書がある。

村上克尚(1978- )神奈川県出身。東京大学大学院総合文化研究科・言語情報科学専攻准教授。戦後日本文学、とくに大江健三郎、武田泰淳、小島信夫を主たる対象に、「主体性」「人間性」が自明の価値とされる風土の中で抑圧される、人間の動物性の表象に光を当てた。その成果である『動物の声、他者の声 戦後文学の倫理』(新曜社、2017年)で芸術選奨新人賞受賞。暴力や抑圧の問題をジェンダーの問題につなげる作業も行なっている。



【イベント概要】

加藤周一記念講演会「草稿から見えてくるもの―「大江健三郎文庫」開設を記念して」

講師:安藤宏(東京大学)、村上克尚(東京大学)

司会:中地義和((公財)日仏会館副理事長、東京大学名誉教授)

開催日時:2024年3月15日(金) 18:00-20:00(17:40開場予定)

会場:日仏会館ホール参加費:一般1,000円、日仏会館会員・学生無料

主催:公益財団法人日仏会館


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大江健三郎文库 建成&开放!9月1日举行庆祝仪式(线上可参加)

朝日新聞|「弱き人に向けた、深い共感」 大江健三郎さん、世界も悼む



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