本季系列讲座向留日青年刑法学者学术论坛的成果致敬,曾策划【留日青年学者|日本判例百选•刑法解读】系列专讲,并取得了圆满成功。后经第一季主讲人引荐,策划开展系列讲座第二季,由元照读书馆、月旦知识库与七位年轻学者蔡燊、刘润泽、杨绪峰、汪萨日乃、何龙、赵新新、毛乃纯(依开讲时间排序)共同承办,由月旦法学教室、燕大法学教室、月旦裁判时报、燕大法律智库联合协办。
12月6日19点,内蒙古大学法学院讲师汪萨日乃,将作客元照读书馆,邀请读者朋友们参与系列主题专讲的第五讲:日本判例中的事后不可罚行为。
在日本最高裁判所平成15年4月23日大法庭作出的判决中,对以往判例所确立且得到学说支持的财产犯罪事后处分行为不可罚规则进行了变更。这一判决引发了日本理论界的广泛关注,成为重新探讨不可罚的事后行为的重要契机。在此背景下,本次讲座将聚焦于该判决背后的裁判逻辑以及所蕴含的理论立场展开深入检讨。
为帮助元照读者于本周五讲座中收获更多,特为读者挑选主讲人及与谈学者推荐书目及相关参考文献,以飨读者。让我们与各位青年报告人一起,共同学习日本刑法经典判例,领略判例研究之乐趣吧!
山口厚「不可罰的事後行為と共罰的事後行為」
载山口厚=井田良=佐伯仁志『理論刑法学の最前線Ⅱ』241頁(岩波書店、2006年)。
刑法学をリードする3人の著者による「真の法的思考力養成の書」として好評を博したシリーズ,待望の第2弾.今回は刑法各論のなかから「最前線」の名にふさわしい重要テーマを6つ選び出し,徹底討議.鋭い考察と明晰な解釈論が展開される.
■著者からのメッセージ
本書は,共著者3名による前著『理論刑法学の最前線』の続編であり,そのコンセプトは前著と同様である.すなわち,本書においても,選び出した刑法の重要問題について,共著者それぞれの立場から分析・検討が加えられ,自己の見解・主張が明瞭かつ論争的に提示・展開されている.また,主論文とそれに対するコメントから各章が構成されている点も前著と同じであり,共著者3名により行われた研究会を踏まえて執筆した主論文とそれに対するコメントには,共著者間でかわされた白熱した議論が再現されている.読者には,こうした共著者間の議論にいわば主体的に参加され,主張・批判・反批判をフォローしながら,それらの妥当性について一緒に考えていただければ幸いである.
(「はしがき」より)
■編集部からのメッセージ
刑法学をリードする3人の著者が,重要テーマについてそれぞれの立場から自説を展開し,論争を繰り広げる「真の法的思考力養成の書」として好評を博した「理論刑法学の最前線」,待望の第二弾です.前著は刑法総論の重要テーマを取り上げましたが,今回は刑法各論のなかから「最前線」にふさわしいテーマを選び出して,分析と検討を加えます.読み進めるうちに,刑法各論でいま何が問題になっているかがわかり,著者たちの議論の道筋をたどることで法的思考力を鍛えることができるでしょう.
汪萨日乃:《退避义务界定中的两个问题》,《甘肃政法大学学报》2023年第4期。
【摘要】
退避义务是紧急避险区别于正当防卫的重大特征之一。现有文献中关于退避义务的两种解释分别是最小手段性原则和唯性手段原则:最小手段性原则将利益衡量错误转化成可能采取的避险手段造成的损害之间的比较,混淆了利益衡量与退避义务的内容;唯一性手段原则是基于利益冲突中无法同时保全双方利益的一种延伸性理解,但存在歧义有待修正修正后存在正当防卫的可能性时,能否先行实施攻击性紧急避险行为值得探究。防卫先行论的见解不仅将紧急避险囚禁于道德囚笼,还将正当防卫贬抑为紧急避险的先行义务,同时在司法实践中也欠缺可行性。结合紧急避险与正当防卫的基本原理来看,择一先行论更具有合理性。退避义务的本质在于保全法益和损害法益陷入无法同时并存的“二律背反”状态,不履行退避义务不是紧急避险行为在客观上超出比例限度的问题,而是原本就不具有转嫁危险的必要性,故逾越退避义务的行为,不成立紧急避险。
关键词: 紧急避险;正当防卫;退避义务;不得已;利益衡量