241223~241225双语新闻。中国电动汽车在泰国攻城略地

【中日双语】中国电动汽车攻城略地，甚至连日系车东南亚的老巢泰国都出现了动摇的迹象。越来越多手机制造商进入电动汽车行业，传统日系车企倍感鸭梨山大。

ホンダと日産の経営統合に関して、番組ではその背景を探るため、中国やタイを取材しました。見えてきたのは、電子機器やスマホメーカーまでEV開発に乗り出すなど、自動車業界が100年に1度の転換点を迎えている実態でした。

■往年ファン悲哀　「やはり“エンジン音”」

（草薙和輝アナウンサー）「こちら栃木県佐野市では、クラッシックカーが集まるイベントが行われています。ホンダのN360、日産のスカイラインGT―R、時代を彩った名車が集まっています」

スカイラインGT―R、通称ハコスカ。日産の名車です。

Q.いくらぐらい？

（日産「GT―R」のオーナー）「（中古相場が）3000から4000万ですかね」

「日産とホンダが合併しても難しいんじゃないかな。いいところを重ね合わせればね、いいんだろうけども。」

こちらは日産フェアレディーZS30。

Q.中古でいくら？

（日産「フェアレディーZ」のオーナー）「値段はちょっと…」

Q.ホンダとの統合ですがどうですか？

「やむを得ないんじゃないかなと私は思いますけどね。この先も経営していってもらって、こういう古い車を乗っている人たちも大事にしてもらいたいなと思う。」    

Q.昨今の電気自動車への移行については？

（日本旧軽車会　吉崎勝会長）「電気はもう絶対ダメですよ。絶対乗らないですよ」

Q.何が違いますか？

「やっぱりエンジン音、エンジン音が全然違うから」

■台湾「鴻海」EV開発　日産技術力狙いか

経営統合に向けた協議入りについて、明日にも発表する見通しのホンダと日産。巨額の投資が必要な「EV＝電気自動車」の開発などで競争力を高めるのが狙いとみられています。

その決断の裏には、台湾の電子機器メーカー「鴻海（ホンハイ）」の動きがあったと、日産を25年以上取材する経済ジャーナリストの井上久男さんは言います。

（経済ジャーナリスト　井上久男氏）「（鴻海は）『日産の買収を狙っているけれども理解してもらえるか』という打診を（関係者に）今年の秋ぐらいから始めたんですね。その状況を日産が察知しまして、（ホンダとの）経営統合交渉に向けてその動きを速めた」

「iPhone」の受託生産で成長した鴻海は2019年、次の柱としてEV事業への参入を表明。鴻海の子会社のシャープは9月、開発中のEVを初公開しています。

（島田龍二記者）「こちら普通に外が見える窓ですけれども、いま液晶シャッターが閉じました。完全なプライベート空間が完成しました」

実は、鴻海でEV事業を担うのは、日産の元ナンバー3の関潤氏。エンジンの生産技術部門などを中心に歩んだ生粋の技術者ながら、中国事業の責任者を務めるなど経営にも強く、「自動車産業のプロ経営者」と称されています。

（経済ジャーナリスト　井上久男氏）「自動車は幅広い技術が融合してできている製品ですから、鴻海にとってみれば足りない技術がまだあるとみているわけですね。そうした時に自社の新たな成長戦略であるEV事業を強化しようと思えば、どこか自動車メーカーを買収した方が、それが早く軌道に乗るのではないかと。」

台湾の中央通信によると、鴻海は日産の買収を諦めておらず、フランスに派遣された関氏が日産の筆頭株主であるルノーと日産株の売却について協議しているといいます。

（経済ジャーナリスト　井上久男氏）「いま自動車産業が100年に1度と言われるほど産業構造が大きく変わろうとしているわけですね。いま一時的にEVは後退していますけれども、将来的にはEV比率が増えてくると、一言で言うなら車のスマートフォン化が加速しているわけですね」

■中国　家電メーカーもEV開発「走るスマホ」

“EVシフト”が進む中国。今年7月、EVなどの「新エネルギー車」の販売台数のシェアが50％を超え、初めてガソリン車を抜いています。

こちらはスマホなどを作っている中国の家電メーカー小米（シャオミ）が開発した電気自動車。

（尾崎文康記者）「こちらにカードをかざしますとこういう形でサイドミラーが開きまして、運転席に乗り込むことが出来ます。“窓を開けて”。この窓の開け閉めのように車内では声を出すだけで様々な機器を動かすことができます」

今年3月に発売され、価格は450万円以上しますが、すでに約10万台売れています。

（西橋拓輝記者）「街中にはこうした中国車の広告も多く掲げられています」

中国の電気自動車は「日本車の牙城」と言われたタイでも…

「日本円で約500万円するこちらの車種が大人気で、納車の時期が見通しづらくなってきているということです」

タイの自動車市場に占める日本車の割合は数年前まで9割近くありましたが、去年は7割台まで低下しています。

こちらの男性は数カ月前まで日本車に乗っていましたが中国メーカーの電気自動車に買い替えたといいます。

（EV利用者）「内燃車（ガソリン車など）は高いから、電気自動車はコストも抑えられていい。私はEV車が好き。内燃車には二度と戻らない」

（経済ジャーナリスト　井上久男氏）「スマホメーカーが車を作っているわけですから、そういう相手と競争していかないといけない。違うルール、違う価値観の人たちと戦わないといけないということが、既存の自動車メーカー、ホンダや日産の危機感を高めているんだと思います」

こちら栃木県佐野市ではクラッシックカーが集まるイベントが行われています。

在栃木县佐野市正在举办一场经典车的聚会活动

ホンダのN360、

本田的N360

こちらには日産スカイラインGT―R、

这里是日产的Skyline GT-R

時代を彩った名車がずらりとならんでいます。

排列着曾经风靡一时的名车

凄い！エンジン聞かそうとか、格好いいですね！

好厉害 能听到发动机的很大声音 很酷啊    

スカイラインGT―R、通称ハコスカ。

Skyline GT-R俗称“盒子车”

日産の名車です。

是日产的经典名车

いくらぐらいするもんですか？

这个车多少钱

3000から4000万ぐらい。

大约在3000万到4000万日元左右(139~186万人民币)

この車もですか？

这部车也是吗

この辺で日産と、例えばホンダが合併しても難しいんじゃないかな。

即便本田与日产合并 也许会很难

いいところを重ね合わせればね、いいんだろうけども。

若能互补优点 那倒是不错

こちらは日産フェアレディーZS30。

这是日产的Fairlady Z S30

中古で購入されていくらぐらいしました？

二手价格大概是多少

値段はちょっと…

价格嘛 稍微……有点贵

ホンダとの統合ですけど。

对本田与日产的整合

どうですかね。

怎么看

やむを得ないんじゃないかなと私は思いますけどね。

我觉得是无奈之举

この先も経営していってもらって、

希望两家公司继续经营下去

こういう古い車を乗っている人たちも大事にしてもらいたいなと思うね。

像我们这些开着旧车的人也能被重视

昨今の電気自動車への移行みたいな所はどうですか？

对最近的电动汽车转型怎么看

電気はもう絶対ダメですね。    

电动汽车绝对不行

絶対乗らないです。

我是绝对不会开电动汽车的

何がやっぱり違いますか？エンジン車と。

和油车有什么不同吗

やっぱりエンジン音、エンジン音が全然違うから。

最主要是发动机的声音 电动汽车的声音完全不一样

経営統合に向けた協議入りについて、

本田与日产的经营整合协商

明日にも発表する見通しのホンダと日産。

预计将在明日发布

巨額の投資が必要な「EV＝電気自動車」の開発などで、

在需要巨额投资的电动汽车（EV）等领域

競争力を高めるのが狙いとみられています。

旨在提升竞争力

その決断の裏には、

这项决定的背后是

台湾の電子機器メーカー「鴻海（ホンハイ）」の動きがあったと、

中国台湾电子制造商“鸿海”的动向

日産を25年以上取材する経済ジャーナリストの井上久男さんは言います。

采访日产25年以上的经济记者井上久男桑透露

日産の買収を狙っているけれども、理解してもらえるかという打診をですね、

鸿海欲收购日产 向相关人士打探是否可行的举动

今年の秋ぐらいからし始めたんですね。

从今年秋天就开始了

その状況を日産が察知しまして、

日产察觉到这一点后

経営統合交渉に向けてその動きを速めたと。

便加快了与本田的整合协商

「iPhone」の受託生産で成長した鴻海は

因「iPhone」委托生产而成长的成長的鸿海

2019年、次の柱としてEV事業への参入を表明。

在2019年宣布将电动汽车作为其下一发展重点    

鴻海の子会社のシャープは9月、開発中のEVを初公開しています。

鸿海旗下子公司夏普在9月首次公开其开发中的电动汽车

こちら普通に外が見える窓ですけれども、

这是普通的窗户

今、液晶シャッターが閉じました。

刚才液晶百叶窗关上了

完全なプライベート空間が完成しました。

形成了完全的私密空间

実は、鴻海でEV事業を担うのは、日産の元ナンバー3の関潤氏。

其实鸿海电动汽车业务的负责人是日产前三号人物关润氏

エンジンの生産技術部門などを中心に歩んだ生粋の技術者ながら、

他是一个从发动机生产技术部门起步的技术专家

中国事業の責任者を務めるなど経営にも強く、

还兼任过中国区的负责人 经营能力很强

「自動車産業のプロ経営者」と称されています。

因此被誉为“汽车产业的职业经理人”

自動車は幅広い技術が融合してできている製品ですから、

汽车是多种技术融合的产品

やっぱり鴻海にとってみれば足りない技術がまだあるとみているわけですね。

鸿海认为自己在某些技术上仍有不足

そうした時に自社の新たな成長戦略であるEV事業を強化しようと思えば、

如果这时要加速自家公司新战略的电动汽车业务的成长

どこか自動車メーカーを買収した方が、

收购一家汽车制造商

それが早く軌道に乗るのではないかと。

可能是一个更快的选择

台湾の中央通信によると、

根据台媒报道

鴻海は日産の買収を諦めておらず、

鸿海并未放弃收购日产的计划

フランスに派遣された関氏が日産の筆頭株主であるルノーと

已被派遣至法国的关氏与日产最大股东雷诺

日産株の売却について協議しているといいます。    

就日产股份的出售进行协商

いま自動車産業が100年に1度と言われるほど、

现在汽车产业正经历百年一遇的

産業構造が大きく変わろうとしているわけですね。

巨大的结构性变革

今一時的にEVは後退していますけれども、

虽然目前电动汽车的市场增长有所放缓

将来的にはEV比率が増えてくると、

但未来电动汽车的比重将会逐步增加

一言で言うなら車のスマートフォン化が加速しているわけですね。

简单来说汽车的智能化进程正在加速

“EVシフト”が進む中国。

在“电动汽车转型”的中国

今年7月、EVなどの「新エネルギー車」の販売台数のシェアが50％を超え、

今年7月中国“新能源汽车”的销售份额超过50%

初めてガソリン車を抜いています。

首次超过了传统的燃油车

こちらはスマホなどを作っている

这是生产手机的

中国の家電メーカー小米が開発した電気自動車。

中国家电厂商小米开发的电动汽车

こちらにカードをかざしますと、

只需要将卡片放在指定位

こういう形でサイドミラーが開きまして、

侧窗镜就会打开

運転席に乗り込むことが出来ます。

驾驶员可以进入车内

窓を開けて、

开窗

この窓の開け閉めのように車内では声を出すだけで、

就像开关窗户一样 只要在车内发出指令

様々な機器を動かすことができます。

车内的一切设备都可以控制    

今年3月に発売され、価格は450万円以上しますが、

这款车今年3月发布售价超过450万日元(20.9万人民币)

すでに約10万台売れています。

但已经售出了大约10万辆

街中にはこうした中国車の広告も多く掲げられています。

在街头可以看到大量中国车的广告

中国の電気自動車は「日本車の牙城」と言われたタイでも…

中国电动汽车在“日系车老巢”的泰国也越来越受欢迎

日本円で約500万円するこちらの車種が今、大人気で、

这车约500万日元(23.3万人民币)在泰国市场非常受欢迎

納車の時期が見通しづらくなってきているということです。

交车时间也变得越来越难以预测

タイの自動車市場に占める日本車の割合は

泰国汽车市场中 日本车占据的份额

数年前まで9割近くありましたが、

几年前曾接近90%

去年は7割台まで低下しています。

但去年已降至70%以下

こちらの男性は数カ月前まで日本車に乗っていましたが、

这位男性几个月前还开的是日本车

中国メーカーの電気自動車に買い替えたといいます。

现在则已经换成了中国品牌的电动汽车

内燃車（ガソリン車など）は高いから、電気自動車はコストも抑えられていい。

传统燃油车油费太贵了 而电动汽车成本更低

私はEV車が好き。内燃車には二度と戻らない。

我喜欢电动汽车 再也不想回到燃油车了

スマホメーカーが車を作っているわけですから、

如今智能手机厂商也在制造汽车

そういう相手と競争していかないといけないと。

必须要和这些对手竞争

違うルール、違う価値観の人たちと戦わないといけないということが、

未来必须与这些不同规则 不同价值观的公司竞争

既存の自動車メーカー、ホンダや日産の危機感を高めているんだと思います。    

我觉得这是传统车的本田和日产所感受到的强大危机

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