第7回中国国際輸入博覧会（輸入博）が11月に開幕する。中国商務部（省）の唐文弘部長補佐が23日の記者会見で、「今回の輸入博に出展する世界のトップ500社とリーディングカンパニーは計297社に達し、過去最高を更新する見込みだ」と説明した。
唐部長補佐は、「今回の輸入博の各準備作業はほぼ終了しており、展示面積は全体で42万平方メートルを超え、152の国・地域・国際機関が国家展と企業展に出展する予定だ。そのうち企業展は今回も36万平方メートルを超える極めて大きな規模を維持し、129の国・地域から企業3496社が参加し、国・地域別数と企業数がどちらも前回を上回る」と説明した。
今回の輸入博では新たな質の生産力の発展方向を代表する展示品が初公開・初展示される見込みで、内容は先端設備、新材料、海洋プロジェクト設備、バイオテクノロジー、先進農業テクノロジーなど、さまざまな科学技術の先端分野をカバーしている。中国館の展示品も新たな質の生産力の発展に軸足を置き、未来のネットワーク、人工知能（AI）、新エネルギーなど複数の先端テクノロジー分野に焦点を当てるものとなる。
このほか、今回の輸入博には多くの「初めて」が登場する。たとえば企業展のイノベーションインキュベーター専用エリアでは、初めてデジタル経済、グリーン・低炭素、生命科学、製造技術の4大新興産業に焦点を当てて展示計画が行われ、展示面積とプロジェクトの件数はこれまでの輸入博で最大・最多になる。科学技術がテーマのエリアには、初めて新材料専用エリアが設置されるという。
輸入博は今や中国の対外開放の重要なプラットフォームになっている。公式データによれば、過去6回の輸入博の中で各分野を代表する新製品、新技術、新サービス2500件近くが初めて公開され、意向成約額は累計4200億ドル（1ドルは約153.5円）に達したという。
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