浙江省・杭州市のある書店(資料写真。写真著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
スーパーをぶらぶらして、ついでに店内の食堂で簡単な食事をする。書店で良い本をじっくり読むと同時に、香り高いコーヒーを味わう。写真館で調整作業が終わるまで、ネイルアートをして待っている……。ここ数年、「スーパー+食堂」、「書店+カフェ」、「写真館+ネイルサロン」など実店舗が手を結んだ「ミックススタイル」の事例が増え続けている。
北京市のある書店(資料写真。写真著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
「業態のミックススタイル」は多業態混合経営とも呼ばれ、2つ以上の業態を同じ空間に収めた経営モデルであり、多様な商品・サービスを提供することで、多様化する消費者のニーズに応えるものだ。
国家発展改革委員会経済体制・管理研究所の王琛偉研究室長は、「『業態ミックススタイル』はシーンのイノベーションであり、モデルのイノベーションでもある。その本質は機能の集積であり、1+1が2よりも大きな効果を生み出せる」との見方を示した。
今年に入ってから、消費促進を巡る政策や措置が徐々に実施されたのにともない、消費シーンと業態のイノベーションが相次ぎ、市場の活力が徐々に増強され、サービス消費ニーズが効果的に喚起された。
同局が発表したデータによると、今年第1-3四半期(1-9月)には、サービス小売額が前年同期比で6.7%増加し、全国の1人当たりサービス消費支出額は同7.6%増の9694元(1元は約21.6円)に達したという。
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