中国人の時間利用・配分、生産・生活スタイルが大きく変化

时事   2024-11-05 10:02   北京  

中国国家統計局は10月31日、第3回全国時間利用調査の結果を発表した。同局社会科技・文化産業統計司の責任者によると、同調査結果と主なデータから、近年、中国の経済・社会が発展し、デジタル化と情報化の水準が高まるにつれて、中国人の時間の利用・配分、生産・生活スタイルが大きく変化していることが分かり、こうした変化は主に以下の4つの面に反映されている。



(1)多くの人が家事からさらに「解放」されるようになっている。生活の各シーンでスマート家具の応用がいっそう進んでいるほか、デリバリーや家事代行サービスの利用なども受け入れるようになっている。調査によると、家事に費やす時間は1日平均1時間59分で、2018年に比べて28分減った。家事に費やす時間が減っていることは、中国人のライフスタイルが大きく変化し、生活の質がさらに高まっていることを反映している。

(2)オンラインショッピングが潜在消費の顕在化を後押ししている。2023年、中国の社会消費財小売総額は47兆1495億元(1元当たり約21.4円)で、2018年比で23.8%増だった。うち、実物商品のオンラインでの小売総額が占める割合は、2018年の18.4%から2023年には27.6%まで高まった。潜在消費を引き出すうえで、オンラインショッピングの役割が少しずつ顕在化している。調査によると、商品またはサービスを購入するのに利用する時間は1日平均43分で、2018年に比べて37分減った。商品またはサービスを購入する際、インターネットを利用する人の割合は54.7%で、2018年比で38.1ポイント上昇した。商品またはサービスを購入するのにかかる時間が減ったことは、オンラインショッピングやオンラインライフサービスなどが人々の消費スタイルに大きな影響を与え、生活がより便利で円滑になっていることを反映している。

(3)中国では健康づくりが盛り上がりを見せている。調査結果によると、運動やフィットネスなどの参加率は49.6%で、2018年比で18.7ポイント上昇した。人々の健康に対する意識が高まり、一層健康的な生活を送るようになっていることを反映している。

(4)情報化がインターネットの普及を加速させている。スマートフォンやタブレットPC、ウェアラブルデバイスなどの普及が日に日に進み、日常生活に少しずつ溶け込むようになっている。調査結果によると、インターネット利用時間は1日平均5時間37分で、2018年比で2時間55分増えた。また、インターネット使用率は92.9%で、2018年比で35.9ポイント上昇した。インターネットが中国人の生産、生活により深く溶け込むようになっている。

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