今月22日午前3時56分、二十四節気の20番目で、冬の2番目の節気となる「小雪」が到来した。寒くなって、みぞれや雪が降る頃となるが、「空気は冷たいものの、地面は冷たくない」ため、雪が降る回数は少なく、降雪量も少ないため、「小雪」と呼ばれている。
民俗学者である天津社会科学院の王来華研究員によると、二十四節気においては、「小満」を除くと、「小暑」と「大暑」、「小雪」と「大雪」、「小寒」と「大寒」といった具合に、「小」が付く節気には、対応して「大」が付く節気がある。そこには、中国の古代の人々の自然界の変化に対する観察と総括が反映されている。
日の出前の雲南省蒼山の雪景色。(撮影・楊岳雷)
王氏は、「中国は広大で、冬の気候の差は、南北で異なり、その差は夏よりも大きい。そのため、地域によって、初雪が観測される時期も大きく異なる。例えば、東北エリアや西北エリアの一部の地域では、通常『小雪』が到来する前に雪が降る。一方、華北エリアや黄淮エリアでは、『小雪』が到来する頃に初雪が観測される。そして、南方エリアのほとんどの地域では、12月中旬以降に雪が降り、華南エリアに至っては、1年を通して、雪が降らない可能性もある」と説明する。
唐代の詩人・白居易は、「晩来天欲雪、能飲一杯無(夕暮れになって、雪が降りそうなので、一杯やろうではないか)」と友達を誘った。少しずつ寒さが増す「小雪」に、友人たちと一緒に、ストーブを囲んで、酒や茶を飲みながら、おしゃべりをしたり、歌を歌ったりして、友情を深め、生活を楽しみ、詩人が詠んだロマンチックな情景を体験してみるのはどうだろうか。
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