「そんな」は日常的によく使う言葉ですが、正確な意味が分からない人も多いようです。また、口語(話し言葉)のため敬語には向きません。「そんな」の意味や使い方をご紹介しましょう。
「そんな」是日常常用的词,但是不知道正确意思的人也很多。另外,因为是口语,所以不适合作为敬语表达。那么,就给大家介绍一下「そんな」的含义和用法。
「そんな」の意味と品詞
「そんな」的意思和词性
「そんな」の意味とは「相手側の物事の状態・程度」
「そんな」的意思是“对方事物的状态、程度”
「そんな」は「相手が持っている物」や「相手の状態」などの「相手側の物事の程度や状況」を表現する言葉です。具体的に述べず、間接的・婉曲的に「そんな服」や「そんな話」と表現します。
「そんな」是表示“对方拥有的东西”、“对方的状态”等“对方的事物的程度和状况”的词语。不具体说明,而是间接委婉地用「そんな服」(那样的衣服)或「そんな話」
「そんな」の品詞は「形容動詞」と「連体詞」で分かれる
「そんな」的词性分为“形容动词”和“连体词”
「そんな」の品詞は意見が分かれていて定説がありません。そのため、辞書の表記も「どの意見を元にしているか」で分かれています。有力なのは「形容動詞」と「連体詞」です。
「そんな」的词性意见不一致,没有定论。因此,字典的写法也分为“(不知)以哪个意见为根据”。比较有力的(说法)是“形容动词”和“连体词”。
「そんな」の使い方と例文
「そんな」的用法和例句
「そんな」は相手の物や状態を述べる際に使う
「そんな」用于描述对方的东西或状态
「そんな」は相手の物や状態を、間接的・婉曲的に述べる際に使います。説明を省略しているとイメージすると分かりやすいかもしれません。「そんなことない」のように、否定や謙遜に使うこともあります。
「そんな」用于间接、委婉地叙述对方的东西或状态。如果省略说明,依靠想象说不定更容易理解。也有像「そんなことない」(没那回事)这样用于否定或谦逊的情况。
例文
「新しい時計を買ったんだけど、どうかな」「かっこいいね。私もそんな時計がほしいな」
“我买了新手表,怎么样?”“真帅啊。我也想要那样的手表。”
「試験に挑戦するのは、僕には早すぎるだろうか」「そんなことないよ」
“向考试发起挑战,对我来说太快了吧”“没那回事”
「顔が良くて仕事もできるなんて、さそかしモテるだろうね」「そんなことないですよ」
“长得漂亮还能工作,应该很受欢迎吧。”“没那回事。”
「そんな」は軽視や意外性のニュアンスもある
「そんな」有轻视和意外性的语气
「そんな」には軽視・批判などのネガティブさや意外性のニュアンスを含むこともあります。間接的な表現として使ったつもりでも、相手がネガティブな受け取り方をすることもあり得ます。特に表情や声音でフォローできない手紙やメールの場合は、誤解されないよう注意が必要です。
「そんな」也包含了轻视、批判等消极性和意外性的语气。即使打算作为间接的表达来使用,对方也有可能会采取消极的接受方式。特别是在不能用表情和声音来回复的信件和邮件的情况下,要注意不要被误解。
例文
軽視・批判の例文
轻视、批判的例文
そんなものを買って何に使うんだ。
买那种东西做什么用?
どうしてそんなことを言うの?
你为什么说那种话?
意外性の例文
意外性例句
クリップにそんな使い方があるなんて、知らなかった。
我不知道剪辑有那样的使用方法。
どちらにも受け取れる例文
两个都能接受的例句
君って、そんな服が趣味だったのか。
你对那种衣服有兴趣吗。
「そんな」は口語(話し言葉)です。そのため、手紙やメールなどの文章に使う場合は、親しい相手に限った方がよいでしょう。
「そんな」是口语。因此,在书信、邮件等文章中使用的话,最好是和关系亲密的人。
会話で使う場合も、丁寧に伝えたい場合は言い換えた方が無難です。敬語には向かない表現だと覚えておきましょう。
在对话中使用的场合,如果想郑重传达的话,换个说法比较保险。记住这是不适合敬语的表达方式。
「そんな」を使った表現
使用「そんな」的表达
「そんな中」は「前述した状況での様子」を表現する言い回しです。状況の説明を省略しているため、先に伝えておく必要があります。
「そんな中」是“上述情况下的样子”的表达方式。因为省略了状况的说明,所以有必要事先传达。
例文
繁忙期は誰もが忙しく余裕がない。そんな中で、いつも明るく振舞う彼女の笑顔に、私は助けられている。
繁忙期谁都忙不过来。在这样的情况下,总是表现得很开朗的她的笑容,帮助了我。
下校時間の校門は、学生服の生徒が多い。そんな中、1人だけ私服のAはとても目立っていた。
放学时间的校门,穿校服的学生很多。其中,只身一人穿着私服的A非常显眼。
「そんな折」は「とある時点」を表す
「そんな折」表示「とある時点」(某个时刻)
「そんな折(おり)」は「特定の時点」を表す丁寧な言い回しです。ただし、「そんな」が口語のため、かしこまった場面にはあまり向きません。前述している時点・時期を表現するため「そんな中」の類語と言えます。
「そんな折」(那种时候)是表示「とある時点」(某个时刻)的礼貌说法。但是,因为「そんな」是口语,所以不太适合正式场合。为了表现前述的时点、时期,可以说是「そんな中」(其中)的近义词。
例文
療養中は暗い気持ちになることもありました。そんな折、部長が送ってくれたメールに励まされていました。
在疗养中也有情绪低落的时候。就在这时,部长发来的邮件鼓励了我。
「そんなこんな」の意味は「さまざまな事情」
「そんなこんな」的意思是「さまざまな事情」(各种各样的事情)
「そんなこんな」は「さまざまな事情」を表現します。口語のため、かしこまった場面では「そのような事情」「諸々の事情」などに言い換えるとよいでしょう。
「そんなこんな」表达了「さまざまな事情」。因为是口语,所以在恭敬的场合可以换成「そのような事情」(那样的事情)「諸々の事情」(各种各样的事情)等。
例文
いつもの道が工事で通れないし、途中で電話がかかってきたし……。そんなこんながあって間に合わなかったんだ。
平时的路因为施工而过不去,中途又有电话打来……。发生了那样的事,所以来不及了。