暗号 | 早早读
早早读课程表
日期 | 上课老师 | 上课内容 |
周一 | 婧语 | 天气之子 |
周二 | 叶羽 | 夏目友人帐 |
周三 | 小迷 | 君たちはどういきるか |
周四 | 月野兔 | 解忧杂货铺・东野圭吾 |
周五 | 莲月 | 新闻晨读 |
周六 | 茉莉 | 日语看中国 |
周日 | Emmy | 世界にひとつだけの本 |
因早早读时间特殊,偶尔存在换课情况,课表仅供参考
课程简介
听说人们只要把自己的烦恼写成信,从卷闸门的收信口投入杂货店,就能在店后的牛奶箱里拿到写了答案的回信。你有没有日语学习上的烦恼呢?有没有人给你解答呢?不要怕,我们一起从东野圭吾的人气小说《解忧杂货铺》里去寻找答案吧!
第四章 黙祷はビートルズで
「素性について話したくないなら、それはそれでいい。ただ、生年月日だけは教えてほしい。今、何年生なのか分からないのでは、学校に通わせてやれないからね」眼鏡をかけた中年の指導員がいった。
浩介は考えた。実際には一九五七年二月二十六日生まれだ。だが本当の年齢をいうと、ばれやすくなるのではないかと思った。ただ、年上のふりはできない。中学三年の教科書なんて、見たこともない。
考えた末に彼は答えた。一九五七年六月二十九日生まれだ、と。
六月二十九日----ビートルズが日本に来た日だ。
二本目のギネスが空になった。「おかわりは?」と理恵子が尋ねてきた。「それとも、ほかのお酒にします?」
「うん、そうだな」浩介は酒瓶が並ぶ棚に目を向けた。「ブナハーブンをロックで貰おうか」
理恵子は頷き、ロックグラスを出してきた。
店内には『アイ・フィール・ファイン』が流れてきた。浩介はカウンターを指先で叩いてリズムを取ろうとしてすぐにやめた。
それにしても、と店内を見渡して改めて思った。こんな小さな町に、こういう店があるのは意外だった。ビートルズ・ファンは浩介の周りにもいたが、自分以上のマニアはこの町にはいなかったはずだという自負がある。
ママがアイスピックで氷を割り始めた。その様子を見ながら、浩介は彫刻刀で木を削ったころのことを思い出した。
施設での生活は悪くなかった。食事には困らないし、学校にも通わせてもらえった。特に最初の一年間は、年齢をごまかしているせいで勉強が全く苦にならなかった。
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初声日语|认真教日语
排版:御子