抑郁症的原因和症状、治疗方法、自我检查方法总结 | 对抑郁症患者应避免的行为和相处方式的要点

文摘   2024-08-12 06:00   日本  



2024年中国抑郁症人数约为9,500万人。

一数据基于《‌2022年国民抑郁症》‌的统计,‌其中指出中国抑郁症患病人数9,500万。‌此外,‌青少年抑郁风险也不容忽,‌占抑郁症患者中的相当一部分。‌全球范内,‌抑郁症患者数量同惊人,‌世界组织数据示,‌全球有超3.5亿人罹患抑郁症,‌近十年来抑郁症患者增速约为18%。‌些数据反映了全球范内,‌包括中国在内,‌抑郁症患者的普遍性和重性,‌凸了加抑郁症防治措施的迫性。

01

抑郁的原因

据相关统计,我国分大概有86%和68%的患者认为:引抑郁症的主要原因是情绪压力和家庭子关系;其次是密关系和职业发展,分占45.87%和35.02%。


很多
候,人会把面情埋在心里,不无法化解,反而有陷入抑郁的风险。事上,些情需要被正和表达,需要意到:面情的存在本来就是正常且普遍的

02

50%抑郁症患者在校学生

18以下的抑郁症患者占人数的30.28%;50%的抑郁症患者在校学生。


抑郁症
病群体呈年趋势,社会亟需重青少年心理健康。青少年抑郁症患病率已达15%~20%,接近于成人。有研究认为,成年期抑郁症在青少年期已病。

03

 被忽的青少年抑郁症:  


“生病的孩子,往往有个生病的家。”

77.39%69.57%的学生患者在人关系和家庭关系中易出抑郁


约63%
的学生患者在家庭中感受到/控制、忽/缺乏关和冲突/家暴。


青少年患者而言,父母是其就医前极的一能否及孩子的异,并予有效的关注和引,在很大程度上决定了孩子未来的病情走向。

很多家
都只看到孩子的行,却看不到背后的情和精神因素,把问题简单定性、青春期叛逆或者意志力薄弱。此以往,致青少年的抑郁之路道阻且,甚至出自残、自向。

青少年罹患抑郁症的
象不容忽,我们应当在社会、家庭、个人之构成良好的动态,相互影响、促



04

 职场抑郁:互网和教培行业为重灾区

和教育培,成为职场抑郁的重灾区


当工作繁重、自我要求
高,令人倍感,很容易引生理和心理上的各种症状,比如失眠、焦、持性困倦、提不起精神,甚至痛呕吐。

为对疾病没有正确认识,一些人把抑郁症和其他精神疾病划等号,很多职场人被罩在病耻感之中,不愿透露病情,更不愿就医

05

 女性患病率约为男性两倍

抑郁症患者中,女性占比68%高于男性;女性抑郁症的患病率约为男性的2倍。


06

 后抑郁:每5个产妇就有1个抑郁症

据统计,约63%的女性曾罹患后抑郁;约20%的女性曾在怀孕期患上抑郁症



40%的患者家人对产后抑郁患者于漠13%的家属认为是在情,甚至

社会家庭身份的化、哺乳喂奶、家庭关系等,是诱导产后抑郁爆的几大主要火索。

后抑郁的床特征与抑郁症一,都伴随着长时间的心境低落、易怒易悲、社交减少、自我价感低、生活无意感加重、失眠或倦怠、食欲性欲减退,重者甚至有自残或自向。

另外,传统下的母形象,使女性了家庭和孩子而付出和牲成理所当然,而那些无法做出同样牺牲的女性,也无法走出来自家庭的


面对这样的
现状和困扰,让我们看看日本方面对于抑郁症的原因、症状、治疗方法、自我检查方法、抑郁症患者避免的行和接触(/)方式的要点等信息的分享吧。

>>> 以下语译文1 (约1,820字)  >>>

<日本文献>抑郁症的原因和症状、治疗方法、自我检查方法总结

发表:2024年5月28日(星期二)下午0:06 更新:2024年5月28日(星期二)0:06pm  NHK

你是否曾感到有些郁、以消除的疲感,并因此怀疑“也我得了抑郁症”?抑郁症是一种当事人很的疾病。根据重程度,理(应对)方法也有所不同。我整理了简单的自我检查方法、具体的症状以及基本的治方法。

索引

  • 抑郁症的症状和断(自我检查

  • 重程度 抑郁症的治方法

  • 不同年龄层的抑郁症(老年人、青春期)
       
       

抑郁症的症状、断(自我检查)、重程度

■抑郁症的典型症状是什么?

抑郁症的典型症状有哪些呢?抑郁症会在身体和心理上表出各种不适。


・身体的不适

睡眠障碍、疲
感和乏力感、部和肩部的僵硬、部沉重感、

・心理的不适
情和趣的减退、工作能力的下降、抑郁情、焦和杞人

断抑郁症,特重要的是“郁的情”和“任何事物都失去趣”两个症状。如果两个症状中的任何一个,几乎一天到晚、几乎每天持两周,那么抑郁症的可能性很高。

■如何察抑郁症的迹象

抑郁症是一种患者自己很的疾病。了在病情重之前就接受治,及就医非常重要,需要家人和周的人及时发现。然而,迫(患者)本人就医可能会感到更加沮,因此正确识别症状并具体(患者)本人是很重要的。

【周人需要注意的抑郁症迹象

说话变少 ・情绪烦躁・早晨或休息日后感不佳・到、缺勤增加 ・诉说疲倦 ・整理个人物品

如果不好直接告诉对方的,可以家人、密的朋友或他(她)信任的人达。若在工职场,可以向职业医生咨

■抑郁症自我检查重程度

抑郁症的应对措施因病情重程度而异,因此判定重程度也很重要。首先,可以根据抑郁症的行自我检查


抑郁症的
准是,包括以下所示的“准1”中的任意一个症状,以及加上“准2”中的五个以上的症状,些症状几乎全天候、持两周以上,并且在工作或家庭等方面生了问题

【根据症状判断的抑郁症1

・情低落、心情沮趣和快失。

【根据症状判断的抑郁症2

・食欲异常 ・睡眠异常 ・坐立不安或身体沉重 ・容易疲倦 ・自 ・思能力和注意力下降・有自

度抑郁症”指的是在日常生活中然生力有所下降,但仍能勉强坚持下去的状态。

如果符合1中的任意一个,并且加上2中符合67个症状的情况,属于中度抑郁症;符合8个以上症状的属于重度抑郁症

这仅仅是一个参考准,凭症状的目数量无法判断病情的重程度。例如,即使符合的症状目数少,如果“有自”的症状很烈,也需要特注意。此外,如果家人建就医但被拒,或不吃西、不喝水等,生活出重障碍,种情况下急性高,可能存在生命危。因此,了接受适当的治,需要接受专业医生的正确断。

抑郁症的治方法

■正确使用抑郁症

并不是所有被抑郁症的患者都需要使用抗抑郁


知行为疗法”是一种通修正影响情感和情的偏性思念,使患者能以更现实和广泛的角来看待问题的治方法。

研究表明,知行为疗中度和重度抑郁症患者的改善效果好,并且后的可能性低。此外,有研究数据表明,“合使用抗抑郁物的物治”可以提高治效果。

不同年段的抑郁症(老年人、青春期)

■老年抑郁症是什么?

到了高,除了境的化之外,随着年的增,衰弱和疾病等也会增加,,因此老年人更容易患上抑郁症。

老年人的抑郁症有着与年人的抑郁症不同的特有症状。首先,与其是心理不适,不如是“痛”、“胃痛”、“呼吸困”、“麻痹”、“头晕”等身体不适。即使在内科等检查中找不到原因,很多情况下在精神科就后被抑郁症。

■青春期抑郁症是什么?

青春期是从儿童向成人渡的非常不定的期,因此可能会因各种烦恼等等出心理疾病。在心理疾病中,抑郁症实际上可能生在小学生中,而在中学生之后,种情况急增加,率与成人相当,一点需要特注意。

此外,患者的康复不需要学校和医机构的帮助,家人和朋友等周人的支持也非常重要,因此周人的接触方式尤。除了家人和朋友,心理困扰还可以向“学校班主任”或“学校心理咨询师求帮助,在医机构中可以咨“主治儿科医生”或“儿童及青少年精神科医生”。

2024年8月11日 琴译·搁笔于东京

>>以下译文2 (约3,039字) >>

抑郁症患者避免的行和接触(/)方式的要点
2023/12/7 監修医師 浅田 愼太郎 先生


多人可能听说过抑郁症患者加油是不合适的抑郁症患者来,周的一句可能会加重他的情,成为导力的原因。

本文将介绍对抑郁症患者的适当接触方式以及有效的沟通要点。

此外,将解支持抑郁症患者的人的心理健康。

如何正确地接触抑郁症患者,以便能在他康复的程中提供支持。


★抑郁症患者的接触方式|禁忌

抑郁症患者来,身人的一些微小言可能会加重症状,甚至促使他走向自里介了一些抑郁症患者来视为禁忌的言


鼓励的话语

“加油”
“你可以做到的”

于抑郁症患者来,鼓励的话语可能会成为压力。是因,有些抑郁症的病例是由于度努力或将自己逼到极限而引的。

鼓励的话语可能会患者是不是努力,从而成们进一步的

然而,抑郁症的症状因人而异,根据病程和情况的不同,适当地使用鼓励的话语也可以帮助康复。[1]

重要的是要与主治医生合作,在适当的期使用合适的沟通方式。

即使在因家庭或周人的支持而感到困扰时,也可以随(和相关的医生)咨询哟



否定性的话语

“一直拖拖拉拉的不好吧?”

“没用啊”

抑郁症患者来,不能使用否定他或情感的话语


否定行话语害那些即使想却无法如愿行的抑郁症患者。

抑郁症的症状之一是感到自己是毫无价的人,即无价。[2] 被否定性的话语所影响,可能会使一症状一步化。

此外,避免使用否定或轻视抑郁症本身的话语

“抑郁症不是什么大问题”“只是你的错觉这样的言,可能抑郁症患者感不到他人的理解和关心。可能致症状一步化。


责备话语

“所以你就是不行”

什么会犯这样错误?”

抑郁症患者来,有些言是不应该说的,比如责备。抑郁症的症状常常包括注意力和集中力的下降,可能致在工作和日常生活中反复犯。[3]

抑郁症患者已常常自我责备,来自他人的批一步加剧这种情,从而使症状


★抑郁症患者的接触(方式|常错误

即使是出于好意的行,也有可能抑郁症患者造成很大的担。



患者个心情

抑郁症患者提出“去喝酒吧!”或“去旅行换换心情吧!”的建实际应该避免种行。尽管些活看似愉快和舒适,但于抑郁症患者来,可能会成很大的担。[1]

抑郁症的症状之一是,平享受的活也可能失去趣。[3]此外,伴随着心情而来的社交活和运可能会引感和力。一步,患者可能会无法享受些活感到内疚,从而增加力。与情绪变化相关的社交互和运通常会致疲力。

因此,避免抑郁症患者心情。应优先考患者自己认为愉快的活,并以他自己的行,等待他恢复到能享受的状才是周人可以提供的良好支持。

首先,从不勉的家庭活开始也是一个不选择



迫使做出重大的决定

在抑郁症状平之前,避免做出如辞职这样影响人生的重大决定。

如果正在工作,抑郁症状可能会致无法如愿地完成工作,并且会感觉给来麻。在种情况下,可能会考

家属,可能会出于减之人担的想法,建。然而,在抑郁症痛苦的情况下做出重大决定,可能会一步化他的心理状

在抑郁症,首先应优先考休息,把重大决定放在后面[1] 通充分休息,患者的心理状会改善,从而能冷静地做出决定。此外,在症状好后,留未来更多的选择也是一种安心的做法。

与其催促做出重大决定,不如支持按照自己的奏思考和做决定,才是最重要的。

抑郁症患者想

多人可能不知道抑郁症患者应该说些什么。里介了一些适合抑郁症患者


话语

「你一直以来都不容易啊」

「到目前止你的努力真的很了不起」

于抑郁症患者来温暖的慰话语将成心灵上的巨大支持。

抑郁症的症状之一是可能会自我怀疑,认为自己是“无用的人”。[3] 在种情况下,得到对过去努力的可和尊重的话语,可以成重新肯定自我的契机。

话语将帮助抑郁症患者认识自己是有价的存在


尊重方的话语

这样你就可以的呢」

「按照你的奏(度)来就好

于抑郁症患者来,感受到真自己被接话语来安心感

抑郁症的症状有波然有暂时,但也可能再次化。因此,患者可能会症状会持多久感到度的力。[1]

过给予尊重的言,可以患者接受当前的状,学会珍惜自己。提供一个可以安心按照自己的注治境,才是抑郁症患者的恰当的待方式。

‘真的自己’ 能被接受真的人感到开心啊。



表达我是你的盟友(支持者)话语

「我随都愿意听你的

「我一起找解决法吧」

于患有抑郁症的人来有人理解他(她)的情感和想法,并愿意提供支持,是一种极大的安慰。达自己是他的支持者的言,能成心灵的重要支柱。

抑郁症的症状之一是以用言表达自己的情感,或者不知如何表达。[3]在种情况下,有一个能在他想要表达耐心听的人,是非常珍的。

怀和陪伴的言抑郁症患者感受到自己并不孤来安心感。们创造一个可以放心表达情感的境,是周人可以提供的支持之一。


抑郁症患者的相要点。

针对抑郁症患者的相方法,以下是需要注意的三点[1]:

  • 细倾听患者的心声(不要急于提供建,而是接受他的焦和困

  • 造一个安全舒适的

  • 默默地守

耐心听,可以减抑郁症患者内心的担。听的程中表达共,可以建立起信任关系。

要克服抑郁症,支持者与被支持者之的信任是不可或缺的。

此外,像身体上的疾病一,抑郁症也需要一个安心休息的境。

支持者也不要焦急,尊重患者的意愿,造良好的境,保持守度。

然而,如果出暗示自的言行,需要特注意。在种情况下,必明确达“你的存在很重要,好好活下去的信息。种言行时报主治医生,以便采取适当的措施。

与主治医生一起合作,患者提供最合适的支持,是抑郁症康复程中不可或缺的关


抑郁症患者家属的心理健康

支持抑郁症患者的家属通常会面巨大的心理和社会担。事上,据支持抑郁症患者的家属也更容易患上抑郁症。

期的治、收入的减少和日常生活的支持的家属造成了相当大的力。此外,抑郁症患者的生活可能被视为懒散,加上对这种情况的无力感,家属可能会感到沮,甚至独自承担问题

如果家属能保持自身心理健康,可能有助于患者症状的恢复,因此,支持者的心理健康也受到关注。

社区保健中心和医院提供了帮助患者家属深入了解抑郁症、学方法和可用服的程序。此外,通在抑郁症家属会上分享经验和困,也可以减心理[4]

支持抑郁症患者的家属,也需要学理解抑郁症和减心理担的方法,以持自己的心理健康。

参加家庭会的人大多数都是面愉悦的表情回家的。

总结

待抑郁症患者的适当方式是听他(她)话语,并尊重他(她)奏。避免该说行可能增加患者担的行表示同情和理解是非常重要的。

支持者也尊重患者的想法,有保持退一步的度来认为抑郁症患者良好的待方式。

此外,支持抑郁症患者的家属的心理健康也是一个重要的方面。

们应注意方关怀话语和行,建立能共同克服抑郁症的关系。


2024年8月11日 琴译·搁笔于东京

>>>  以下原文1(约2,130字) >>>



うつ病の原因と症状、治療法、セルフチェック法まとめ

公開:2024年5月28日(火)午後0:06 更新:2024年5月28日(火)午後0:06 NHK

なんだか憂うつ、なかなか疲労感がとれない―。そんな時、「もしかして、うつ病かもしれない」と思ったことはありませんか。うつ病は、本人が気づきにくい病気です。重症度によって対処法も異なります。簡単なセルフチェックの方法や、具体的な症状、基本的な治療法についてまとめました。

インデックス

  • うつ病の症状、診断(セルフチェック)

  • 重症度 うつ病の治療法

  • 世代別のうつ病(高齢者、思春期)
       

うつ病の症状、診断(セルフチェック)、重症度

■うつ病の特徴的な症状とは

うつ病の特徴的な症状には、どのようなものがあるのでしょうか。うつ病では、からだとこころにさまざまな不調が現れます。


・からだの不調
 
睡眠障害、疲労感・けん怠感、首・肩のこり、頭が重い、頭痛 など

・こころの不調  
意欲・興味の減退、仕事能力の低下、抑うつ気分、不安・取り越し苦労 など

うつ病を診断するときに特に重要なのが、「憂うつな気分」と「何に対しても興味が持てない」という2つの症状です。この2つのうち、どちらかひとつでも、ほとんど一日中、ほとんど毎日、2週間以上続いている場合、うつ病の可能性が高いと考えます。

■うつ病のサインに気づくには

うつ病は本人が気づきにくい病気です。重症になる前に、医療機関を受診して治療を行うためには、家族や周囲の人が気づくことがとても大切です。ただし、無理に受診を勧めると、本人がよけいに落ち込んでしまう原因になりうるため、サインを正しくとらえて本人に具体的に伝えることが大切です。


【周りの人が気づきたいうつ病のサイン】


・口数が少なくなる ・イライラしている ・朝や休日明けに調子が悪い ・遅刻、欠勤が増える ・だるさを訴える ・身辺整理をする

本人に直接伝えづらい場合には、家族や親しい友人、その人が信頼している人から伝えてもらってもよいでしょう。職場であれば産業医に相談できます。

■うつ病セルフチェックと重症度

うつ病への対応は、その重症度によって異なるため、重症度の判定も大切です。まずは、うつ病の診断基準をもとにセルフチェックしてみましょう。


うつ病の診断では次に示す「診断基準1」のどちらか1つを含み、「診断基準2」と合わせて5つ以上の症状が、ほとんど一日中、2週間以上続き、仕事や家庭などに何らか問題が生じている場合が基準になります。


【症状で判断するうつ病の診断基準1】

・憂うつ、気分の落ち込みがある ・興味や喜びの喪失

【症状で判断するうつ病の診断基準2】

・食欲の異常 ・睡眠の異常 ・そわそわする、または体が重い ・疲れやすい ・自分を責める ・思考力・集中力の低下 ・死にたいと思う

「軽症のうつ病」は、日常生活において生産性は落ちてはいるものの、なんとか休まず続けられる程度のものを指します。

診断基準1のどちらか1つを含み、診断基準2と合わせて6~7つの症状が当てはまる場合が「中等症のうつ病」、8つ以上当てはまるのが「重症のうつ病」の診断基準です。

ただし、これはあくまでも目安で、症状の数だけで重症度を判断することはできません。例えば、当てはまる症状の数が少なくても「死にたいと思う」症状が強く出ている場合には注意が必要になります。また、家族が受診を勧めても拒否する、あるいは食事や水分を取らないなど、生活にも著しい支障をきたしている場合、緊急性が高く、生命の危険が差し迫っているといえます。適切な治療を受けるためにも、専門医による正しい診断を受ける必要があります。

うつ病の治療法

■うつ病の薬を正しく使う

うつ病と診断された患者さん全員が抗うつ薬を使うわけではありません。


「認知行動療法」
とは、感情や気分に影響を及ぼしている偏ったものの見方や考え方を修正し、より現実的で幅広い捉え方ができるようにしていく治療法です。

認知行動療法は、中等症や重症の患者に行うと改善しやすく、その後の再発もしにくいことがわかっています。また、「抗うつ薬を使った薬物療法を併せて行うほうが、治療効果が高い」という研究データもあります。

世代別のうつ病(高齢者、思春期)

■高齢者のうつ病とは?

高齢になると、環境の変化に加え、加齢に伴う衰えや病気なども増え、うつ病になりやすいと考えられています。

高齢者のうつ病には、若い人のうつ病とは異なる特有の症状があります。まず、心の不調よりも「頭痛」「胃痛」「息苦しさ」「しびれ」「めまい」など体の不調を多く訴えます。内科などで検査をしても原因が見当たらず、精神科を受診してうつ病と診断された、というケースが少なくありません。

■思春期のうつ病とは?

思春期は、大人へと変わっていく途中のとても不安定な時期なので、悩みなどをきっかけに、こころの病を発症することがあります。こころの病の中でも「うつ病」は、実は小学生でもなることがあり、中学生以降は急激に増えて大人と変わらない頻度で起きているという報告もあるので注意が必要です。

また、本人の回復には学校や医療機関だけではなく、家族や友人など、周囲の人の援助が役にたつ事が多いため、周りの人たちの接し方が大切です。こころの悩みは家族や友人だけでなく、「学校の担任」や「スクールカウンセラー」、医療機関では「かかりつけの小児科医」や「児童・思春期精神科」にも相談ができます。

>> 以下原文2 (约4,050字) >>

うつ病の人にやってはいけないことと接し方のポイント
2023/12/7 監修医師 浅田 愼太郎 先生


うつ病の方に「がんばれ」は禁句、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。うつ病に苦しむ人にとって周りの人が発するひとことは、気持ちを沈め、ストレスを引き起こす原因となるのです。

この記事では、うつ病の方に対する適切な接し方と、効果的な声かけ方のポイントをご紹介します。

また、うつ病患者を支援する側のメンタルヘルスについても解説します。

うつ病の方への正しい接し方を学び、回復までサポートできるようにしましょう。

★うつ病の人への接し方|禁句

うつ病の方にとって身近な人のささいな言葉は、症状を悪化させてしまったり、自殺に追い込んでしまったりすることがあります。

ここでは、うつ病の方には禁句とされている言葉を紹介します。

励ましの言葉

「がんばれ」

「やればできるよ」

うつ病の方にとって励ましの言葉は、ときにプレッシャーになってしまうことがあります。これは、がんばりすぎや、限界まで自分を追い込んでしまったことが原因でうつ病を発症するケースがあるためです。

励ましの言葉は「まだがんばりが足りないのか」と、本人にとってさらなる負担となってしまう可能性があります

ただし、うつ病の症状は人によって異なり、経過や状況によっては励ましの言葉を適切に使うことで、回復に役立つ場合もあります。[1]

大切なのは、主治医と連携しながら、その時期に合った声かけをすることです。

家族や周りの人のサポートで悩んでるときも相談にしてもらって大丈夫ですよ♪

否定的な言葉

「ずっとだらだらしているのはダメなんじゃない?」

「役立たずね」

うつ病の方に対して、行動や感情を否定するような言葉をかけてはいけません。


行動を否定する言葉は、動きたくても思うように動けないうつ病患者を傷つけてしまいます。

うつ病の症状のひとつに、自分自身を価値のない人間だと感じてしまう「無価値感」があります。[2]否定的な言葉をかけられることによって、この症状がさらに悪化してしまう可能性があるのです。

また、うつ病自体を否定したり、軽視するような言葉も避けましょう。

「うつ病はたいした問題じゃない」「気のせいだよ」といった言葉は、うつ病に苦しむ人にとって、自分の苦痛を分かってもらえないと感じます。さらなる症状の悪化にもつながりかねないのです。

責める言葉

「だからあなたはダメなんだ」

「どうしてそんなミスするの?」

うつ病の方への言ってはいけない言葉として、責める言葉があります。うつ病の症状には集中力や注意力の低下があり、仕事や日常生活の中でミスを繰り返す原因となることも少なくありません。[3]

うつ病ではすでに自分を責めていることが多く、他人からの批判はその感情をさらに強くしてしまい、症状が悪化する原因となります。

★うつ病の人への接し方|やってしまいがちな間違った行動

よかれと思ってやったことでも、実はうつ病の方にとって大きな負担になってしまうことがあります。

無理に気分転換させる

うつ病の方に「パーっと飲みに行こう!」や「気分転換に旅行に行こう!」といった提案をすることは、実は避けるべき行動のひとつです。一見、楽しく心地よいもののように思えますが、うつ病の方にとっては大きな負担となることがあります。[1]

うつ病の症状として、普段楽しめる活動さえも楽しめなくなることがあります。[3]また、気分転換に伴う社会的な交流や移動が、疲労感やストレスを引き起こすことも少なくありません。さらに、本人がこれらの活動を楽しめないことに対して罪悪感を感じ、ストレスを増大させてしまう可能性もあります。

うつ病の方に対して、無理に気分転換を促すことは避けましょう。自分自身で楽しめると感じる活動や、自分のペースでできることを優先し、楽しめる状態になるまで待つことが、周りができるよいサポートといえるでしょう。

まずは、無理せず家の中での活動から始めてみるのもいいですね♪

大きな決断をせまる

うつ病の症状が落ち着くまでは、退職といった人生に関わる大きな決断は避けましょう。

仕事をしている場合、うつ病の症状によって思うように仕事ができず、周囲に迷惑をかけていると感じることがあります。このような状況では、退職を考えることもあるでしょう。

家族としては、愛する人の負担を軽減したいという気持ちから、退職を勧めたいと感じるかもしれません。しかし、うつ病で苦しんでいる状態で大きな決断をすることは、精神状態をさらに悪化させる恐れがあります。

うつ病を発症したときは、まずは休息を優先し、大きな決断は後回しにしましょう。[1]ゆっくり休むことで、本人の精神状態が改善し、冷静に物事を決断できるようになります。また、症状が回復してきたときに、今後の生活により多くの選択肢を残しておくと安心です。

大きな決断をせかすのではなく、本人が自分自身のペースで考え、決断できるように支えることが大切なのです。

うつ病の人にかけてあげたい言葉

うつ病の方に、具体的にどんな言葉をかければよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、うつ病の方にかけてあげたい言葉を紹介します。


ねぎらいの言葉

「今まで大変だったね」

「これまでのあなたのがんばりはすごいよ」

うつ病の方にとって心温まるねぎらいの言葉は、大きなこころの支えとなるでしょう。

うつ病の症状のひとつに、自分自身を「ダメな人間だ」と思い込んでしまうことがあります。[3]このような状況で、過去のがんばりを認め、尊重する言葉をかけてもらえると、自分自身を肯定的に見つめ直すきっかけとなるのです。

ねぎらいの言葉は、うつ病の方にとって自分が価値のある存在だと認める手助けになるでしょう。

相手を尊重する言葉

「そのままのあなたでいいよ」

「あなたのペースでいいからね」

うつ病の方にとって、ありのままの姿を受け入れてもらえたと感じる言葉は、安心感を与えてくれるでしょう。

うつ病は症状に波があり、一時的に良くなっても再び悪化することがあります。そのため「いつまで症状が続くのか」と、自分自身に対して過度なプレッシャーを感じてしまうこともあるのです。[1]

本人を尊重する言葉をかけてあげることで、いまの状態を認め、自分自身を大切にできるようになります。自分のペースで安心して治療に専念できる環境を整えることが、うつ病の方に対する適切な接し方なのです。

「ありのままの自分」を受け入れられると嬉しいですよね♪

味方であることを伝える言葉

「いつでも話を聞くからね」

「一緒に解決策を考えていこう」

うつ病で苦しむ方にとって、自分の感情や考えを理解し、サポートしてくれる人は心強い存在です。味方であることを伝える言葉は、大きなこころの支えになるでしょう。

うつ病の症状には、自分の感情を言葉にするのが難しかったり、何をどう話していいのかわからなかったりすることがあります。[3]このような状況の中で、安心して、自分が話したいときに話を聞いてくれる人は貴重な存在です。

相手に寄り添う言葉は、うつ病の方に自分が一人ではないという安心感を与えてくれます。自分の感情を表現できる環境を作ることが、周りができるサポートのひとつといえるでしょう。

うつ病の人への接し方のポイント

うつ病の方に対する接し方としておさえておきたいポイントは、以下の3つです。[1]

  • 本人の話をよく聞く(アドバイスはせず不安や悩みを受け止める)

  • 安心できる環境を整える

  • 見守る

話をよく聞いてあげることで、うつ病の方のこころの負担を軽くする効果があります。話を聞きながら共感することで、信頼関係を築けるでしょう。

うつ病を克服するためには、サポートする側とされる側の信頼が欠かせません。

また、身体の病気と同じように、うつ病も安心して休息できる環境が必要です。

サポートする側も焦らず、本人の希望を尊重し、環境を整えて、見守る姿勢を持ちましょう。

ただし、自殺をほのめかすような言動が見られた場合は、注意が必要です。このような状況では「あなたの存在は大切で、生きてほしい」というメッセージを明確に伝える必要があります。同時に、そのような言動は主治医に報告し、適切な対応を取りましょう。[1]

主治医と連携し、本人に最適なサポートをすることが、うつ病からの回復には欠かせないポイントとなります。

うつ病の人を支える家族のメンタルヘルス

うつ病の方を支える家族は、心理的、社会的に大きな負担を伴います。実際、うつ病患者を支える家族は、自身もうつ病になりやすいといわれているのです。

治療の長期化や収入の減少、日常生活の変化は、支える家族にもかなりのストレスとなります。また、うつ病患者の生活が怠けているように見えることや、その状況に対する無力感から、家族はみじめな気持ちになったり、問題を一人で抱え込んでしまったりすることがあるのです。

家族がこころの健康を維持できれば、患者の症状回復にもつながるといわれており、支える側のメンタルヘルスも注目されています。

地域の保健センターや病院では、患者の家族に対してうつ病への理解を深め、治療法や利用可能なサービスを学ぶためのプログラムが用意されています。また、うつ病の家族会で経験や悩みを共有することで、こころの負担を軽減することもできるでしょう。[4]

うつ病患者を支える家族も、こころの健康を維持するために、うつ病への理解と負担を軽減する方法を学ぶことが大切なのです。

家族会に参加された方は、晴れやかな表情で帰られる方が多いです♪


まとめ

うつ病の方への適切な接し方は、話を丁寧に聞き、本人のペースを尊重することです。言ってはいけない言葉や患者の負担となる行動を避け、共感と理解を示すことが大切です。

支える側も、本人の考えを尊重し、ときには一歩引いて見守る姿勢を持つことが、うつ病の方へのよい接し方といえるでしょう。

また、うつ病患者を支える家族のメンタルヘルスも重要なポイントです。

相手に寄り添った言葉や行動を心がけ、うつ病を一緒に乗り越えていける関係を築きましょう。


琴墨隽一
真“琴”和您产生共鸣,让诗歌、散文,随笔滋养心灵,以好物记录生活。琴墨隽一与您分享心声,遇见真实精致唯美的自己。
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