<日本研究>在身体寿命之前“肾脏”死亡的人层出不穷!……现代人‘仅仅是生活而已’,摄取了‘必要量的三倍’的‘极其危险的物质’!
如果关爱肝脏和肾脏,就能实现健康长寿。然而,如果被过时的错误常识束缚,反而会加速衰老。为了春季的健康检查,最好更新一下知识吧。
伤害肾脏最危险的物质
“磷是一种对骨骼构建至关重要的矿物质,但如果摄取过多,则会迅速损害肾脏,因此也是必须要注意处理的营养素。同时,我们只是在普通饮食中,每天摄入的磷量竟然是所需量的三倍。
这一事实目前仅在肾脏专家之间有所认识,甚至在医疗领域这一知识也尚未普及。虽然在10到20年后可能会成为医学常识,但那时已经为时已晚。建议从现在开始学习如何与磷相处比较好。”
警钟的鸣响者是自治医科大学分子病态治疗研究中心抗衰老医学研究部教授、《图版 腎脏决定寿命》的作者黑尾诚氏。
提到肾脏,人们首先会想到它是制造尿液的器官吧。然而,肾脏还承担着比这更重要的角色。它在过滤流入的血液的同时,也储存需要的物质,不需要的物质通过尿液排出——可以说它是体内环境健康的“管理者”。
“现在,由于偏食的影响,越来越多的患者在自己的寿命终结之前,肾脏的寿命就已经耗尽,于是不得不接受人工透析。肾脏在30岁多岁达到顶峰后,容积逐渐减少。而且,它不仅仅是缩小,肾脏内部的组织也会受损、变硬,最终导致功能丧失。
肾脏是一个勤奋的器官,但它无法再生。因此,我们需要从早期就开始调整生活习惯,为之进行护理。”(《人是从肾脏开始衰老》的作者,埼友诊所外来部部长高取优二氏)
慢性肾脏病是如今成人中约八分之一的人面临的“新国民病”。根据厚生劳动省的调查,因肾脏病接受人工透析的患者在全国超过30万人,并且其数量每年增加1万人,这绝不是别人的事。
“然而,肾脏也是一个很难出现自觉症状的器官。肾功能衰退分为G1至G5几个阶段。例如,由肾功能下降引发的尿毒症,为尿液无法排出,毒性物质在血液中积累的疾病。会出现焦躁不安、失眠、食欲不振等症状,但那时已经进入了G4或G5阶段。在意识到这些症状后必须要马上接受人工透析的患者真的很多。”(前述・高取氏)
磷损伤肾脏
为了避免这种情况,有一个必须保护的组织,那就是肾单位(Nephron)。肾单位是由制造尿液的肾小球和从尿液中重新吸收水分及对身体重要的营养物质的尿细管组成的组织,它承担着肾脏的过滤功能。正是因为前面提到的磷的过量摄入,这些肾单位会被破坏。
“肾单位是消耗品,数量有限,但现代人由于摄入过多的磷,肾单位的消耗速度加快了。那么,为什么磷会减少肾单位呢?这是因为为了将过量摄入的磷排泄到尿液中,肾单位被过度损伤。”(前述为黑尾氏)
虽然因人而异,但每个肾脏大约有100万个肾单位,它们会在一生中逐渐减少。然而,为了在年老时不至于出现问题,身体会储备相当数量的“备用”肾单位。现代人则由于磷的过量摄入,这些备用的肾单位也被迅速消耗殆尽了。
根据黑尾先生的说法,最新的研究表明,血液中的磷浓度与寿命长度有关。研究发现,人类、大象、蝙蝠、绵羊、兔子和老鼠的血磷浓度分别从低到高,其平均寿命也从长到短。
虽然各种因素都可能互相影响,但可以说磷与长寿之间存在关联性。换句话说,尽量减少磷的摄入,调整饮食习惯以保护肾脏,可以说是有助于长寿的。
摘自2024年3月9日号《周刊现代》,后续文章《实际上“玄米”是危险的…对肾脏造成早逝的“极其危险的物质”充斥的食品列表》。
2024年8月9日 琴译·搁笔于东京
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身体の寿命より先に「腎臓」が死ぬ人が続出中!…現代人が「ただ生活しているだけ」で「必要量の3倍」を摂取している「ヤバすぎる危険物質」
肝臓と腎臓をいたわれば、健康長寿を実現できる。しかし、古く、間違った常識にとらわれていると、かえって老いを加速させてしまう。春の健康診断にむけて、知識をアップデートしておこう。
腎臓を傷めつけるいちばん危険な物質
「リンは骨を作るために必要不可欠なミネラルであると同時に、摂取しすぎると腎臓を急速に衰えさせてしまうので、取り扱いに気をつけなければならない栄養素でもあります。しかも、我々は普通の食生活を送っているだけで、一日の必要量のなんと3倍も過剰摂取しているのです。
こうした事実はまだ腎臓の専門医の間だけでしか認知されておらず、医療の現場でさえこの知見はまだ広まっていないのが実状です。10~20年後には医学の常識になるかもしれませんが、それでは手遅れです。いまのうちからリンとの付き合い方を覚えていたほうがいいと思います」
そう警鐘を鳴らすのは、自治医科大学分子病態治療研究センター抗加齢医学研究部教授で、『図版 腎臓が寿命を決める』の著者である黒尾誠氏だ。
腎臓と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、尿を作っている臓器というイメージだろう。しかし、それ以上に重要な役割も担っている。流れてきた血液をろ過しながら、必要なものは貯蔵し、不要なものは尿として排出する―いわば体内環境を健康に保つ「管理人」なのである。
「いま、偏った食生活の影響で自分の寿命よりも先に腎臓の寿命が尽きてしまって、人工透析をしなければならない患者が増えています。腎臓は30代をピークに、容積が減少していきます。しかも、ただ小さくなるのではなく、腎臓内部の組織が壊れたり、硬くなったりして、やがて機能が失われてしまう。
腎臓は働き者ですが、再生できません。早いうちから生活習慣を見直し、ケアをする必要があるのです」(『人は腎臓から老いていく』の著者で埼友クリニック外来部長の高取優二氏)
腎臓の働きが慢性的に低下していく慢性腎臓病はいまや、成人の約8人に1人が悩まされている「新たな国民病」だ。さらに厚生労働省の調査によれば、腎臓病のため人工透析を受ける患者は全国で30万人を超え、その数は毎年、1万人ずつ増えており、けっして他人事ではない。
「ですが、腎臓もまた自覚症状が出にくい臓器です。腎臓機能の衰えには、G1~5まであります。たとえば、腎機能低下で発症する尿毒症は、尿が出なくなり、毒性を持った物質が血液中にたまる病気です。イライラ、不眠、食欲不振などが起きますが、そのときにはもうG4またはG5の段階に陥っています。症状を自覚してすぐに人工透析しなければならないという患者さんは実に多い」(前出・高取氏)
リンが腎臓を傷つける
そうならないために、守るべき組織がある。それがネフロンだ。
尿を作る糸球体と、作った尿から水分や体にとって大事な栄養素を再吸収する尿細管とがセットになった組織で、腎臓のろ過機能を担っている。このネフロンが冒頭で述べたリンの過剰摂取によって、破壊されてしまうのだ。
「ネフロンは消耗品で有限なのですが、現代人はリンの摂りすぎのせいで、このネフロンの消費スピードが早まっています。
では、なぜリンがネフロンを減らしてしまうのか? それは過剰摂取した大量のリンを尿中へ排出するために、必要以上にネフロンが傷つけられてしまうためです」(前出・黒尾氏)
個人差はあるが、ネフロンは一つの腎臓あたり約100万個存在し、生涯減り続けていく。ただし、歳をとっても困らないようにかなりの数が「予備」として備蓄されている。
現代人はその予備すらも、リンの摂取過多により、ものすごい勢いで使い果たしてしまっているのだ。
黒尾氏によれば、最新の研究で、リンの血中濃度は寿命の長さに関係していることもわかっているという。
ヒト、ゾウ、コウモリ、ヒツジ、ウサギ、ネズミの血中リン濃度を調べたところ、濃度が低い順に平均寿命が長いことが判明したのだ。
もちろん、様々な要因が絡み合っているとはいえ、リンと長寿には相関関係があるといえる。つまり、リンの摂取を極力控える食生活に切り替え、腎臓をいたわることが長寿につながるといっても過言ではないのだ。
「週刊現代」2024年3月9日号より
後編記事『じつは「玄米」が危ない…腎臓を早死にさせる「ヤバすぎる物質」がたっぷりの食品一覧』ヘ続く。