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やぁ、みなさん。待たせたな。麺インブラックのエージェント大介だ。突然ではあるがお聞きしたい。貴方には「思い出の麺」はあるかね? 幼少期、父親が私を連れ出し築地に連れて行ってくれた。早朝の築地。そう、「朝ラー」を食すためだ。目的地は「井上」というラーメン店。私はこのラーメンが忘れられない(火災により2017年に閉店したとのこと。1966年創業。残念だ)。「井上」同様、上海のラーメン店の中にも長い歴史を持つ店がある。 今回の調査対象は老舗店「老地方面館」。23年6月頃に現住所に移転し、店内が綺麗に。雰囲気が失われたと嘆くファンもいるが、安全面、店員さんの働く環境などを考慮すると悪いことだけではないと思う。 当店で注文して欲しいのは汁なし麺の「青咸菜目魚面」。シャキっとした青菜とプリプリのイカが乗った麺だ。この2つがタッグを組むのは割とポピュラーで、上海料理屋で一品料理として出てくることも多い。青菜は少し塩辛め。塩気が麺のうま味を引き立て、食欲をそそり、汗で失われた塩分をも補給してくれる。そうそう、注文時に忘れてはいけないのが麺の硬さの指定。当店はQRコードで注文をする際に硬さが選べるのだ。上海に限らず中国の麺店は軟い麺の場合が多い。麺のコシに物足りなさを感じる人は硬めを注文しよう。個人的に中国麺は硬麺派だ。サ イドメニューは王道のゆばで豚肉を包んだ「豆腐衣包肉」とトンカツ「炸(猪)排」で決まり。王道であるが故に私達の要求も高いが、その要求を軽くクリアしてくるので安心して欲しい。 ところで、店名の「老地方」という中国語、直訳だと「いつものあの場所」。「ラーメン食べに行く? どこに行く? いつものあそこが良いなあ」。「老地方麺館」は貴方の思い出のラーメン店になってくれる。そんな気がする。老地方面館(lǎo dì fāng miàn guǎn )
住所:黄浦区思南路107号
電話:187-1792-2234
営業時間:7:00~10:00、11:00〜14:30、17:00〜19:30
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