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やあ、みんな。待たせたな。季節が移ろい、混ぜ麺よりもスープ有りの麺が恋しい今日この頃。夏バテで疲れた体が秋の味覚での回復を欲する。美味い麺を食べまくり、迫りくる冬に備えて欲しい。 今回は麺インブラック出張編。調査対象は江蘇省鎮江の「鍋蓋面」。あの「鎮江黒酢」で有名な鎮江のローカル麺を調査した。 昨今は店数が減少傾向にあると思われるが、以前上海にも多くの鍋蓋面屋さんが存在したのだ。「鍋蓋麺」の由来には様々な説があるのだが、麺を茹でるお湯が吹きこぼれないように鍋に小さな蓋を浮かべて制御したという説が有力だ。結果を言ってしまうと、蓋が入っていても吹きこぼれるし、繁忙時は蓋が邪魔で麺が茹でづらいので取り除いている店が多い。 鎮江には多くの鍋蓋麺屋が存在する。中でもお勧めは「大華面館」。大変申し訳ないのだが、早朝5時〜6時の間に行って欲しい。どの麺屋さんにも当てはまるのだが、開店直後は麺を茹でるお湯が清潔。麺にまとわりつく粉もよく落ち、食感やスープの味を変えない。麺のためだ、朝イチを攻めよう。 さぁ、麺の写真を見てくれ。ほぼ具なしの殺風景な麺。でもコレで良いのだ。具が余計に入ると風味に甘みが追加され麺の温度を下げてしまう。香ばしい脂と醤油の香りが立ったスープ。歯応えのある麺。具の物足りなさは微塵もない。鍋蓋麺はスープの香りと麺の食感を楽しむ真の麺好きのための麺。余計な物は不要だ(個人の意見。是非味変で胡椒を振って欲しい)。 このレポートを書きながら思う。「鍋蓋麺が食べたい」。鎮江は旅行先としては小場所だが、友人や家族と行く小旅行の目的地としては良いと思う。是非早起き可能な友達と「大華面館」を満喫して欲しい。お土産はもちろん「鎮江黒酢」で決まりだ。大華面館(dà huá miàn guǎn)
住所:鎮江市潤州区大西路367号(大西路大華電影院門口)
電話:131-9686-1755
営業時間:5:00〜14:00
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