✿✿✿✿✿✿✿本日台词✿✿✿✿✿✿✿
私は、遠い遠い昔、鳥のヒナでした。ですが、巣から落ちてしまい、それを人間が拾って巣へと戻してくれたのです。けれど、私についた人の匂いを嫌い、親鳥(おやどり)たちは私たちを捨てて、去(さ)ってしまいました。兄弟たちの命が次々と消えてき、私だけが最後まで、悲しくて、悲しくて、そして、私は、鬼となってしまいました。
ところがある日、そんな私に餌を置いていく人間が現れました。それは毎日毎日、彼は野良犬とでも勘違いしたのでしょう。でも私は、彼が運ぶ人の匂いに、拾ってくれたものの暖かさを思い出して、村が水底に沈(しず)んだ時、私が心静かに眠れたのはあの人のおかげなのです。
✿✿✿✿✿✿✿配音挑战✿✿✿✿✿✿✿