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日语能力考试JLPT精选
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たとえば、部屋の気温が20℃だとします。熱くも寒くもなく、ちょうどいい温度です。ところが、20℃の水風呂に入るとどうなるでしょう。相当冷たく感じますね。(中略)
熱の伝わりやすさを表す尺度を「熱伝導率」といいますが、その伝導率が高いものに触るとパット速く熱が移動します。そのスピードが速いとき、体感的に冷たく感じるのです。
②これに比べて空気というのはなかなか熱が伝わりにくいのです。われわれは空気のその性質を利用して、熱を逃がさないようにしています。たとえば寒いときは、服を何枚も重ね着しますね。これは、重ね着をすることによって、空気の層を何層も作って、熱が移動しにくい状況をつくっているのです。住宅の壁の中に入っている断熱材も、基本的には空気をうまく閉じ込める仕掛けになっているわけです。ですから座布団など、ふわっとした、空気を包んだものを触ると、温かく感じますし、③20℃の空気の中にいればそれほど寒くも温かくも感じない、ちょうどいい温度なのです。
(甲斐徹郎『自分のためのエコロジー』筑摩書房)
答案:3 2 4