民間企業で働く人の去年1年間の平均給与が、この10年で最高となったことが分かりました。また、ホワイト企業で働く社員の15%が「成長を感じない」と回答。労働環境は整っているが、やりがいや自身の成長を感じることができない“ゆるブラック企業”とは?
日本在民营企业工作的人,去年一年的平均工资是这10年来的最高。另外,在“白色企业”工作的员工中有15%回答“感觉不到成长”。尽管工作环境正在完善,但感受不到工作价值和自身成长的“宽松型黑色企业”是什么?
■会社に猫同伴…“猫手当”で給与がアップ
25日は多くの企業の給料日。
25号是很多企业发工资的日子。
取材した企業では、思わぬところで給与がアップしているといいます。それは…猫。
在采访的企业中,据说工资都在意想不到的地方上涨。那就是…猫。
モニターの後ろ、椅子の上にも…デスクの上など、オフィス中を思い思いにくつろいでいます。
こちらの不動産関連のシステムを開発するIT企業では、猫と同伴で出勤し、勤務中も放し飼いで、飼い猫と一緒に働くことができます。
在屏幕的后面,椅子上面……桌子上面,在办公室里随心所欲地休息着。
在这家开发房地产相关系统的IT企业中,可以和猫一起上班,工作中也能放养,可以和猫一起工作。
ファーレイ株式会社代表取締役 福田英伸さん
「お昼と夜と二食分、会社で缶詰とか用意してふるまってます。全部無償というか」
公司准备了白天和晚上的两份猫粮罐头,全部都是免费的。
そして給与の明細書には、「猫手当(課税対象)」と書かれています。
而且工资明细表上写着“猫津贴(征税对象)”。
今、猫手当は5人に支給されていて、社員に聞いてみると…
现在,猫津贴已经给5名员工支付了,我们询问了公司员工……
ファーレイ株式会社 細川真樹子さん
「家にいる時間とか猫ご飯とか、あとはトイレのお金とかもあるので、5000円で十分ありがたいです」
还有在家的时间和猫粮,还有上厕所的钱,5000日元足够了。
猫手当がない人も給料は上がっているようです。
听说没有猫津贴的人也给涨工资了。
■2023年1年間の平均給与 過去最高に
国税庁が2024年9月25日に公表した「民間給与実態統計」によりますと、民間企業で働く人の2023年1年間の平均給与は、2022年より0.4%増加して460万円でした。増加は3年連続で、比較できる2014年以降、過去最高です。
日本国税厅在2024年9月25日发布的“民营企业实际工资调查统计”显示,民营企业员工2023年全年平均工资比2022年增长了0.4%,达到460万日元。这是连续3年增加,是自2014年以来的历史最高水平。
金融業 男性(20代)
「基本給が給与改定で一律全員2万円くらい上がった。生活費と食事代とか上がってるのでやっぱり贅沢はできない」
基本工资因为工资的调整一律都涨了2万日元左右。但是生活费和饭钱都涨了,所以还是要省着花。
男女別では男性が569万円、女性が316万円。格差は2022年より3万円広がり、4年連続で拡大しました。
職種別では正社員が530万円、パートやアルバイトなど非正規雇用は202万円となっています。
按照性别统计,男性为569万日元,女性为316万日元。男女差距比2022年扩大了3万元,差距连续4年在拉大。
按照职业统计,正式员工为530万日元,短工和零工等临时雇工工资为202万日元。
コールセンター派遣社員(40代)
「同じ仕事内容なら同じ給料もらえたら派遣の身としてはうれしいです。(給料上がったら)お肉とうなぎが食べたいです」
如果是同样的工作内容,能和正式员工的工资一样的话,作为派遣员工还是很高兴的。工资上涨的话,我想吃肉和鳗鱼。
アルバイトに転職して収入が下がったという人は…
转业打零工,而工资收入下降的人表示……
アパレル アルバイト(30代)
「『どういう環境で働くか』が優先だったので、苦しさは正直あるんですけど充実感が全然違うので、転職して嫌だとは思ってないです」
因为我优先考虑的是“在什么环境下工作”,虽然很痛苦,但充实感完全不同,所以并不讨厌换工作。
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【ゆるブラック企業】
残業が少なく、職場の雰囲気も悪くないのに若者が離職するケースがある。やりがいや成長を実感しづらい職場は「ゆるブラック」と呼ばれる。