つけまつげはアイメイクの「最後の仕上げ」であり、目力アップの「秘密兵器」だ。データによると、世界中で毎年2億ペア近くのつけまつげが消費されているという。
あまり知られていないことだが、メイクをする人たちに愛されているつけまつげは、10ペアのうち少なくとも7ペアが、山東省青島市管轄下の平凡な県級市である平度市で作られている。平度市は「中国のつけまつげの都」と呼ばれている。
データを見ると、平度市のつけまつげ産業の年間売上高は約100億元(1元は約21.3円)に上る。同市から毎年約1億2000万ペアのつけまつげが海を渡り、日本や韓国、欧州、米国などに輸出され、生産量は世界の約70%を占める。
同市のつけまつげ産業は大沢山鎮で1970年代に始まった。当時、外資系企業が同市に投資して工場を建設する過程で、つけまつげの生産技術が同市に伝えられた。
1976年、技術を習得した同市の人々は、つけまつげ加工生産のビジネスチャンスを的確に捉え、いち早くこの新しい事業に乗り出し、つけまつげプロジェクトを誘致し、つけまつげビジネスの探求をスタートした。
それから40年以上の発展を経て、同市には現在、同鎮を中心に、旧店鎮や新河鎮などのエリアをカバーするコスメ・つけまつげ地域産業クラスターが形成されている。つけまつげ産業は現地の経済成長を支える基幹産業の一つに成長した。
2021年10月、中国軽工業連合会と中国香料香精化粧品工業協会は同市に「中国コスメ用品(つけまつげ)産業の都・平度」の称号を授与した。同市は「中国のつけまつげの都」になり、中国はもとより世界のつけまつげ産業のトレンドを牽引している。
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