爬树、荡秋千也有全国大赛?

时事   2024-11-28 10:09   北京  

 第12回全国少数民族伝統体育運動会が今月22日から30日までの9日間、海南省三亜市で開催されている。ヤシの木早登りやジェンズ(毽子)蹴り、ドラゴンボート、川に浮かべた1本の竹の上に立って漕ぎ進む「独竹漂」、ブランコ、竹馬レースを含む18種目のほか、3ジャンルのパフォーマンスも実施され、民族の特色あふれるイベントとなっている。

11月24日、ヤシの木に登る選手。

「ヤシの木早登り」は、今大会から新設された種目。海南島の島民のお家芸でもある。島民は高さ数十メートルのヤシの木に登り、ヤシの実を採って、中に入っているジュースを飲むからだ。そして、ヤシの木に登ることがいつの間にか、海南島で人気を集めるスポーツイベントに発展していった。大会では、男子が9メートル、女子が7メートルの天然のヤシの木、または人工的に作られたヤシの木のてっぺんまで登り、そこに取り付けられているボードをタッチするまでのタイムを競う。

11月23日、「花炮」を激しく奪い合う選手たち(撮影・晋美多吉)。

侗(トン)族や壮(チワン)族の伝統的なゲーム「花炮」は、「東洋のラグビー」とも呼ばれ、500年以上の歴史を誇る。当初は、トウのつるや針金で作られた輪に、赤い布をくくり付けて作った「花炮」を火薬を使って10メートル以上打ち上げ、落ちてくる「花炮」を奪い合っていた。そして手にした「花炮」を奪われないように、指定の場所まで運べば、勝利を手にすることができる。現在は「花炮」の形や試合のルールも昔に比べずっと整備された。試合において、選手たちは力を合わせて協力し、勝利を目指す。

11月27日、「独竹漂」の試合で漕ぎ進む選手たち(撮影・魏暁昊)。

水面に浮かべた1本の竹の上に立ち、漕ぎ進む「独竹漂」は、貴州省を流れる赤水河の流域が起源。元々は現地の人々にとって水上を移動する手段だったが、次第にスポーツへと発展し、試合などが開催されるようになった。試合では選手は裸足で水面に浮かべた1本の竹の上に立ち、長い棒で漕ぎ進み、そのスピードを競って順位が決まる。

11月23日、試合でブランコを漕ぐ選手たち(撮影・曹禕銘)。

子供の頃にブランコで楽しく遊んだという人は多いだろう。そんなブランコはすでに中国の国家級無形文化遺産に指定されている。ブランコは、春秋時代(紀元前770年—紀元前476年)に中国北方エリアの遊牧民・山戎が発明し、その後、徐々に中国全土に普及したという説がある。試合は体重別に、高さを競う種目と、設置された鈴にタッチする種目に分かれて行われる。選手は踏み板に立ち、両足の力を使ってブランコを漕ぐ。できる限り少ない回数で漕ぎ、他の選手より高い場所に到達したり、鈴にタッチしたりすれば勝利となる。そのテクニックも多種多様で、難度も高いため、ユニークな競技となっている。

男子100メートル竹馬レースで疾走する選手たち(撮影・楊光)。

「竹馬レース」の竹馬は元々、雨季で増水した川の浅瀬を渡ったり、エビや魚を採ったりする道具だった。また「板鞋競走」は、中国西南エリアの人々が履いていた「板の靴」を利用した競技で、3人が1組の「板の靴」を履いてタイミングを合わせて二人三脚のように走る。「珍珠球」は、満族の祖先たちが真珠を採取する作業に着想を得た競技だ。それ以外にも日々の暮らしの中から着想を得ているものの、高度なテクニックを必要とする競技として、射弩や民族武術、民族馬術などがある。

「板鞋競争」でタイミングを合わせて走る選手たち(撮影・魏暁昊)。

特色にあふれる各民族の伝統的なスポーツ競技は、昔から今に至るまで伝承され続け、今では各民族が団結するための重要な架け橋に発展している。

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